水谷 圭佑

2/9ページ

かつての有名ブランドの本拠地:愛知県のクラフトブルワリー

愛知県といえば三英傑を排出し、江戸の文化の創出にも大きな役割を果たした長い歴史がある場所です。歴史がある場所にはグルメがあるということで、現在の愛知県はグルメ激戦地として知られています。煮込みうどんや手羽先など、全体的に味つけが濃い料理が多く、ビールとの相性も良好です。 実は愛知には、戦前における日本の有名ビールブランド「加武登麦酒(カブトビール)」のメーカー「丸光麦酒」がありました。醸造所の設立 […]

地元にぴったりのビールを作ろう:福井県のクラフトブルワリー

越前の山々と若狭の清らかな水から、越山若水という言葉でも表現される自然が美しい福井県。景色だけでなく、若狭湾を始めとする良質な漁港により年中海の幸が最大限楽しめます。見て良し、食べて良し。食べ歩き好きには素敵な場所です。 福井県のクラフトブルワリーは、こうした観光の魅力を引き立てることに力を注いだ結果として生まれたところが多いようです。クラフトビール企業として設立されたところはほとんどなく、ドライ […]

伝統文化の街から生まれる洋風のビアパブ:石川県のクラフトブルワリー

石川県は、江戸時代に一帯を統治していた加賀藩が学問や文芸を奨励したことで様々な伝統文化が隆盛し、今も数多くが引き継がれている地域です。太平洋戦争で空襲をうけなかったこともあり、金沢周辺には伝統ある街並みが残されています。 日本でビール規制緩和によるクラフトビールの解禁が始まった時、石川県でもかなり早くからオリジナルビールを醸造しようとする動きがあり、多くのブルワリーが作られました。ですが、残念なが […]

クラフトビール開化なるか?:静岡県のクラフトブルワリー

静岡県といえば、富士山、駿河湾、御前崎など、とにかく観光名所が多い県。はるか太古に作られた自然の地形から、戦国時代の武将、日本近代工業の史跡、果てはプラモデル産業の聖地など、面積が大きく歴史が古いだけあって実に様々な角度から楽しめる場所といえるでしょう。 ビールに関してもそれは同様。日本のクラフトビールが解禁された直後に、夫婦で仕事を辞めてアメリカで修行し、帰国後に設立したブルワリーもあります。当 […]

急峻な立山連峰が生み出したビール:富山県のクラフトブルワリー

急峻な北アルプスに囲まれた富山県。難所が多くてちょっと行き来しにくい地域ですが、立山連峰の豊富な水資源とそれを使った黒部ダムが生み出す電力によって、北陸随一の工業集積地帯となっています。 豊かな漁場である富山湾を擁し、北前船の中継地点であったことから貿易も盛ん。富山の薬売りの伝統から、現代でも医薬品製造業が強いのも特徴です。 比較的小さくても、産業が非常に盛んで見どころも多い県。そんな富山県のクラ […]

日本初のクラフトビール誕生の地:新潟県のクラフトブルワリー

日本一の米どころとして有名な新潟県は、同時に日本有数の清酒どころでもあります。日本酒の生産量は、灘のある兵庫、伏見のある京都に続いて三番目。一人当たりの日本酒消費量は全国一位です。 日本酒消費の牙城である新潟は、ビールについても非常に熱心です。日本で最初にクラフトビールを始めたのは新潟県の酒造で、創業から20年以上が経過してもなお日本を代表するクラフトブルワリーとして活躍しています。 その他、日本 […]

飛騨の山と美濃の水がビールを作る:岐阜県のクラフトブルワリー

岐阜県といえば、作家の司馬遼太郎氏をして「美濃を制する者は天下を制す」と言わしめたほど、歴史的に重要な土地です。美濃和紙や美濃焼、関孫六で有名な刃物類などの伝統工芸品が有名で、近年では日本酒の育成にも力を入れていることで知られています。 2016年には飛騨市が映画「君の名は」の舞台となるなど、豊かな自然と様々な観光名所からアニメの舞台とされることが多いことも相まって、隣の富山県と共に「アニメ街道」 […]

温泉で飲みたいビールを作る:群馬県のクラフトブルワリー

首都圏にありながらどこか田舎な雰囲気のある群馬県。しかし田舎ということは、ビール作りに必須のきれいな水に恵まれている証拠でもあります。山が多く、浅間山や草津白根山といった活火山があることで、草津を始めとする温泉地が豊富なのも群馬の特徴です。 温泉はつかるばかりでなく、泉質によって飲み水や酒の仕込み水として利用され、もちろんビール醸造にも使われています。水に含まれるミネラルの種類や量によってビールの […]

山が生み出す湧き水が秘訣:山梨県のクラフトブルワリー

富士山で有名な山梨県は、面積の80%が山岳地という山の県です。これらの山に降った雨は火山灰地層に浸透し、長い年月を経て磨かれ、きれいな伏流水としてふもとから湧き出ています。 良質な水が湧き出る条件が整っているため、山梨県は日本のミネラルウォーターの40%を生産する水の県でもあります。首都圏に近い事も相まって、多くの飲料メーカーが南アルプス山麓や富士山周辺、三ツ峠などで水を採取していることで有名です […]

日本産ホップの聖地:長野県のクラフトブルワリー

冬の寒さがひときわ厳しい代わりに、夏は涼しく避暑地になる長野県。このような涼しい地域は、ビールの重要な要素であるホップを生産するのに適した環境です。 日本のビール黎明期である1906年。北海道においてアメリカ産のホワイトバイン品種の雄株と、ドイツ産のザーツ品種の雌株を交配したところ、ある優良な品種が誕生しました。 この品種は1913年に「ドイツ種」と名付けられ、試験を行ったところ長野の気候に適した […]

1 2 9