海老フライの日にはカリフォルニアのシャルドネで乾杯を

6月21日は海老フライの日です。

香川県三豊市で冷凍食品の製造・販売をしている「味のちぬや」が制定した記念日です。

腰の曲がった海老の形が「6」に見えることと、フラ(2)イ(1)の語呂合わせを組み合わせ、美味しい海老フライをもっと多くの人に、たくさん食べてもらいたいという願いを込めています。

日本発祥の洋食料理「海老フライ」

海老フライは日本で生まれた洋食料理のひとつです。

とんかつなどと同様の「カツ料理」に分類され、洋食店の他、とんかつ店などでも楽しむことが出来ます。

高級店では車海老が使用されていますが、一般的にはブラックタイガーなどの、廉価な海老が使用されています。

発祥ははっきりとしていませんが、銀座にある洋食店「煉瓦亭」で、とんかつやメンチカツが人気だったことから、1900年に発案された、という説や、明治時代にとんかつと天ぷらからヒントを得て作られたという説があります。

揚げたての海老フライは、とんかつとは違い、通常のソースだけでなく、タルタルソースが添えられて提供されることが多く、その点でもカツの中では一線を画しているといえます。

海老フライと名古屋めし

かつて、タモリが「名古屋弁では海老フライのことを『エビフリャー』と呼ぶ」と名古屋を揶揄したことから、名古屋では海老フライをよく食べるかのような誤解が広がりました。

それを逆手に取り、名古屋の飲食店は海老フライを名物メニューにしようと考えます。

名古屋に面する三河湾は、実は日本有数の車海老の産地でもあり、良い海老も手に入ります。

次第に海老フライは名古屋の名物料理として定着していったといわれています。

海老フライは名古屋めしにとって、ユーモアとたくましさから生まれた名物だといえます。

海老フライを食べる日にはどんなお酒?

海老フライに合わせるお酒はどんなものがいいでしょうか。

ビール、日本酒、ワインとさまざまなお酒に思いを巡らせるものの、やはりワインが落ち着く組み合わせではないでしょうか。

香ばしいサクサクの衣をまとったぷりぷりの海老を、タルタルソースやソースにレモンでいただくなら、カリフォルニアのシャルドネがおすすめです。

シャルドネが持つトーストのような香りと、サクサクのパン粉が海老とワインの間を取り持ってくれます。

カリフォルニアの典型的なスタイルが見えるシャルドネ

カリフォルニアワインの歴史は比較的新しく、その品質がめざましく良くなり始めたのは1960年代のことです。

ロバート・モンダヴィを筆頭に、情熱のあるワインメーカーが数多く現れ、「ジャグワイン」と呼ばれ蔑まれたワインの質の向上が図られました。

カリフォルニアワインに、洗練されたワインを生む、数多くの醸造技術をもたらし、ワイン造りの基礎をモンダヴィは作り上げました。

数ある白ワイン品種の中で、シャルドネはカリフォルニアの代表品種となり、さまざまなスタイルのワインを生んでいますが、カリフォルニアのシャルドネに共通する、樽由来のバニラやトースト、ナッツの香りは、香りだけでそれとわかるほど、特徴的なものとなっています。

少し粘性のある口当たりも、海老フライに添えられたタルタルソースに負けず、海老の味と香りを盛り上げてくれます。

日本で生まれ、今では家庭のごちそうとなった海老フライ。特別な日でなくても、週末などの少し手をかけられる日に、みんなで作って夕ごはんにするのもいいのではないでしょうか。

サクサクと端切れのいい衣からプリッと出てくる海老の、食感と味わいを楽しみながら、揚げたての熱々を、ちょっとだけいいワインを冷やしていただけば、いつものリラックスタイムが極上のものになりますよ。ぜひ試してみてください。

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