毎月1日は「あずきの日」
毎月1日は「あずきの日」です。
あずき製品を数多く扱う井村屋グループ株式会社が制定し、日本記念日協会より認定されたのだそうです。
栄養豊富なあずきを食べて健康になってもらえたらという願いから誕生したのだとか。
1日が選ばれたのは、もともと日本には毎月1日と15日に小豆ご飯を食べる習慣があったことに由来し、月の満ち欠けを目安にして、1日は月が膨らみだす新月、15日は丸くなった満月を祝って、お赤飯を炊いたのだそうです。
京都であんこと言えばこの和菓子
あずきは色々な方法で食べられますが、なんといっても一番よく食べられるのは「あんこ」の状態ではないでしょうか?私もあんこが大好きです♪
そこで、私の住む京都のあんこ和菓子を勝手にランキングしてみました!
1位 出町ふたばの「豆餅」
行列の絶えない超有名店「出町ふたば」さんの豆大福です。
(写真右)滋賀の羽二重もち米の新米のみを使用したお餅は、噛むとスーッとのびてとても柔らか。そこに程よい歯ごたえと塩味が心地よい赤えんどう豆がアクセントとなっています。
そしてあんこは北海道十勝産の小豆がふんだんに使用されたこしあんで、なめらかで甘さ控えめなはんなり上品なお味。お餅・赤えんどう・こし餡のハーモニーがすばらしすぎます!
2位 満月の「阿闍梨餅」
京土産として不動の地位を築いている和菓子。
なんと1922年に生まれたのだとか。そんなに昔から続くお菓子なんですね!
餅米をベースに、氷砂糖や卵といった様々な素材を練り合わせたもっちもちの生地に、丹波大納言小豆の粒あんがたっぷりと入っています。
シンプルなだけにあんの美味しさをダイレクトに堪能することができます。
3位 今西軒の「おはぎ」
こちらも行列必至。明治創業のおはぎの老舗です。
粒あん・こしあん・きなこの3種がありますが、私はあんこは粒あん派なのでたいてい粒あんのおはぎを買います。
しっとりとしていて口あたりがとてもなめらか。甘さ控えめなので、半殺しのもち米のお米のおいしさと濃厚な小豆の味わいを心行くまで楽しめるんです。
お昼まで売り切れてしまう日が多いので、ご購入の際は早めの時間にお出かけください!
3品ともその人気ぶりに納得の逸品です。京都にお越しのことがあれば、是非ご賞味ください♪
ディープなあんこの世界
和菓子とは切っても切り離せないあんこ。
全国のあんこ菓子や職人たいの物語を紹介するあんこをフィーチャーした本が出版されたり、あんこが主役のお菓子であるどら焼きが多種多様に進化していたりと、あんこの世界は日々進歩しています。
そして、あんこについて調べていると、日本あんこ協会という、あんこの愛好家だけで構成されるあんこ好きのための協会団体もあるそうです。さらにその協会が認定する「認定あんこ女子」「認定あんこ男子」を輩出するあんこ検定もあるんだとか。
全国各地の協会員お薦めのあんこ菓子を発表するオンラインイベントなども開催されているようなので、あんこ道を究めたい方はサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか?
あずきのお酒
和菓子や洋菓子、パンにお赤飯、スイーツなど様々な食品となって楽しまれている小豆ですが、なんと小豆を使ったお酒もあるんです。3種のお酒を紹介しましょう。
まずは、宮崎県 王手門酒造の「おとめ恋八 (こいや)」です。
黒麹仕込みの十勝産小豆焼酎と白麹仕込みの丸麦焼酎をブレンドしたお酒♪
ほのかに甘みのある北海道十勝産の小豆焼酎に、長期樽熟成を経た琥珀色のブランデーを思わせる麦焼酎が溶け合う本格焼酎です。
次にご紹介するのは、兵庫県の西山酒造場による「丹波ミルクあんリキュール」です。
このリキュール、保存料・着色料・添加物など余計なものを一切使用しておらず、水も加えていないので、ミルクとあずき本来の自然なおいしさを感じることが可能です。
丹波・但馬産の19軒の契約酪農家の高品質な生乳だけを使用した「丹波ミルクリキュール」をベースとし、丹波地方発祥の小豆「丹波大納言小豆」を100%使用しブレンドしています。
ストレートやロックで飲めば、ミルクとあんこ本来のナチュラルリッチなテイストを楽しめます。
また、バニラアイスにかければアイスの濃厚な甘さと、ミルクとあんこの自然本来の甘みとのマッチングがたまりません!
最後にご紹介するのは、鷹正宗株式会社の「本格長期貯蔵焼酎 あずき」です。
長期貯蔵22年以上貯蔵を100%使用した本格焼酎。小豆本来の爽やかな香りと長期熟成焼酎だけが持つ華やかさ、まろやかな口あたりが特徴的。かすかに小豆の甘さが余韻として残る本格焼酎です。
日本の食文化には欠かせない存在であり、スイーツ材料として愛され続けてきたあずき。
あずきの日にちなみ、あずき特有の風味や香りをお酒でも楽しんでみてはいかがでしょうか。