12月22日は【スープの日】その由来や各国スープとペアリングしたいお酒をご紹介

12月22日は【スープの日】その由来や各国スープとペアリングしたいお酒をご紹介

12月22日は「スープの日」です。

日本のスープ業界の発展を目的として、1980年にスープメーカーなどで結成された日本スープ協会により制定されました。

日付は、温かいスープをより美味しく感じることができる冬の季節で、「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」と読む語呂合わせから12月22日とされました。

そこで今回は、各国の代表的なスープと、それらに合わせたいお酒をご紹介します。

フランス の 「ブイヤベース」

最初にご紹介するのは、ブイヤベースです。

ブイヤベースは、地中海地方のスープ。

魚介類をニンニク・タマネギ・トマト・オリーブ油などと煮込み、サフランで色・香りをつけたマルセイユ発祥の料理です。

語源は「煮込む(bouill)+火を止める(abaisse)」で、火を止める、というのは魚介類特有の臭みが出ないように、長い時間は煮込まないことを指していると考えられます。

ガーリックトーストを添えたり、卵黄・じゃがいも・オリーブオイルなどで作るルイユと呼ばれるソースや、マヨネーズとにんにくベースのアリオリソースをスープに溶かす食べ方もあります。

最近では、「伊勢エビ・ハマグリ付き豪華海鮮ブイヤベース鍋セット」のような、本格的なブイヤベースをお取り寄せすることも可能。

千葉房総で獲れた、旨味たっぷりの海産物を存分に楽しめます。

そんなブイヤベースに合わせたいお酒は、地元プロヴァンスのロゼです。

料理とワインのマリアージュの基本である「産地を合わせる」「色を合わせる」というルールにぴったりと当てはまっています。

凝縮した魚介の旨みと、爽やかさとコクを持ちあわせるロゼが好相性です。

おススメのワインは、シャトー ド ヴァンティニエールの「コート ド プロヴァンス ロゼ 2021 」。

シャトー ド ヴァンティニエールは、ロワール地方プイィにて1677年に設立されました。

畑仕事においては月齢カレンダーを使用し、化学肥料は一切使用せずこまめに土を耕し微生物を活発化させ、昔ながらの自然な葡萄の育成を目指しています。

「コート ド プロヴァンス ロゼ」は、天然酵母で醸した奥行きのある味わいが特徴的。

収穫された葡萄はすぐにプレスして、3品種ともに発酵させる前にブレンドし、ステンレスタンクで熟成させます。

淡いロゼ色が美しく、赤い果実やドライハーブの豊かな香りが魅力的。

ピンクグレープフルーツのような酸味と苦みも感じられる穏やかなロゼワインです。

タイの 「トムヤムクン」

次のスープはトムヤムクンです。

トムヤムクンは、パクチーやレモングラス、唐辛子といったハーブやスパイスを使った酸味と辛味のきいたタイ料理を代表するスープで、具にはエビ、魚、野菜、きのこなどが使われます。

「トム」が「煮る」、「ヤム」が「混ぜる」、「クン」が「エビ」を意味しており、「トムヤム」というベースのスープに、「クン(エビ)」が入っていることから「トムヤムクン」と言います。

ちなみに、他の具材を入れたトムヤムスープは、鶏であれば「トムヤムガイ」、魚肉であれば「トムヤムプラー」、イカであれば「トムヤムプラームック」というように呼ばれます。

「タイの台所 タイからやってきた トムヤムクンの素」は、ガランガルやレモングラスといったハーブなど、必要な調味料がすべて1つになった、タイ料理合わせ調味料です。

タイの台所 タイからやってきた トムヤムクンの素 70g 約2人前

これさえあれば、あとは海老やきのこといった具材、水を用意するだけで、簡単に本格的な味が楽しめる、こんな商品も販売されていて、とっても便利ですね。

トムヤムクンに合わせたいお酒は、同じタイのビール「シンハービール」。

1933年にタイで誕生して、王室にも認められた由緒あるラガービールで、「世界の一流ビール500」にも選ばれています。

モルトの甘い香りと甘みが最初にふわっと口で広がりつつ 、後から麦芽の苦みがほのかに主張し、スパイシーな料理にぴったりです。

アメリカの 「クラムチャウダー」

最後のスープはアメリカ発祥のクラムチャウダーです。

「Clam(クラム)」は、英語で二枚貝の総称で、よく使われる貝は、あさりやはまぐりなど。

また、「Chowder(チャウダー)」は、フランス語で「大鍋」や「煮込み」を意味する「Chaudiere(ショーディエール)」が語源であると言われています。

クラムチャウダーが生まれたのは、17世紀。

アメリカ東海岸のニューイングランド地方に、イギリスやフランスなどヨーロッパから多くの人々が入植し、海岸沿いにあるボストンで貝類を使って作られたのが起源とされています。

寒さが厳しい海岸の街で人気を集め、徐々に各地へ広がったようです。

クラムチャウダーは大きく分けると2種あり、1つはニューイングランド風(ボストン風)の牛乳ベースのもので、もう1つはトマトベースのマンハッタン風です。

「しじみのクラムチャウダー」のような、しじみを使ったものも販売されています。

しじみ、あたり、ホタテ3種のクラムエキスがたっぷり入った濃厚クリーミーなしじみのクラムチャウダーで、1杯あたりしじみ約100個分のオルニチンが配合されている、体にもうれしい一品です。

合わせたいお酒は、リッチ感のあるシャルドネです。

樽で熟成させたシャルドネには、バニラやカスタード、クリームといったニュアンスが加わるので、クリーム系のお料理とは鉄板の相性!

「ゼフィール シャルドネ 2020」をおすすめします。

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輝くような淡い黄金色の色調に、ナッツやバニラの心地良い香りと共に華やかでフルーティな香りが広がります。

厚みのある味わいにきれいな酸味が程よく感じられ、バランスの良さを実感します。

スープの日には、美味しいスープであたたまりながらお酒をゆったりと楽しんでみてください。

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