【4月20日は四川料理の日】四川料理と楽しむお酒

【4月20日は四川料理の日】四川料理と楽しむお酒


4月20日は四川料理の日です。

皆さん四川料理はお好きですか?

中国の都市・成都のある中国四川省で生まれた四川料理は、中国4大料理(山東料理、四川料理、広東料理、江蘇料理)のひとつと言われています。

ちなみに、日本で認識されている中国4大料理は、広東料理、上海料理、北京料理、四川料理なのだとか。日本の中華街のほとんどは広東系と言われていますが、エビチリ、麻婆豆腐、担担麺などの四川料理も広く浸透しています。

四川料理ってどんな料理?

四川料理の特徴は、香辛料を効かせる辛い料理が多くあること。

四川省は内陸に位置していて夏は気温が上がりやすく、盆地であることから湿度が高いため、汗をかいて体内の熱や湿気を発散させようと辛い物を食べることが習慣化したのだとか。

酸(酸味)・辣(辛味)・麻(しびれ)・苦(苦味)・甜(甘味)・香(香り)・鹹(塩味)の7つの味のうち、痺れるような辛さを意味する「麻」と「辣」が際立つ料理は、四川料理の代表格と言えます。

では、様々な四川料理に合うお料理をご紹介していきましょう。

棒棒鶏に合うお酒


「棒棒鶏」は、蒸し鶏を細かく裂いて葱の細切りと一緒に盛り付け、芝麻醤、醤油、砂糖、酢、辣油、ごま油、ネギ、生姜などで作った四川風のピリ辛ゴマ味噌だれをかけたお料理です。

鶏肉を棒状に裂くからその名がついた?と思いきや、もともと中国で、蒸してかたくなった鶏肉を棒でたたいてやわらかくしていたからと言われています。

こちらに合わせたいのは、「青島ビール」です。

青島ビールは、1903年に中国山東省青島市に生まれた中国で最も有名なビールブランド。ピルスナータイプのビールです。

ピルスナーは19世紀にチェコのピルゼンで生まれた「ピルスナーウルケル」をベースとした、世界中で最も広く普及しているビアスタイル。アルコール度数は低めで色は淡く、爽やかなのどごしとキレの良さ、ホップの苦味が特徴的です。

すっきりとした青島ビールが棒棒鶏のタレのコク深さや香ばしさを引き立ててくれます。

麻婆豆腐に合うお酒


「麻婆豆腐」は、挽肉と赤唐辛子・花椒・豆板醤・豆豉などを炒め、鶏がらスープを入れ豆腐を煮た料理です。山椒の痺れ、唐辛子の辛さが病み付きになりますよね。

私も2ケ月に1回くらい、無性に食べたくなり四川料理のお店に吸い込まれます(笑)

辛いお料理にはスパークリングワインが相性抜群!辛さがワインの果実味で包み込まれます。またブドウの風味がスパイスの香りを引き立ててくれます。ロゼや赤のスパークリンにはタンニンが含まれているので、お料理のパンチの強さにも負けることがありません。

少し甘味のあるタイプは辛さをやわらげてくれるという意味でおすすめです。

今回ご紹介するのは、「ロジャー グラート カヴァ ロゼ ブリュット [2018] 」。ロゼのカヴァです。

ロジャーグラートは、1860年にスペインのアルト・ペネデス地方で生まれたスペインを代表する最高級カヴァ(スペインのスパークリングワイン)のメーカーで、その製法は創業当時から変わらず、シャンパーニュ地方で行われている製法に厳格に従っているのだとか。

リリースするワインはすべて単年のブドウのみで丁寧に醸造され、ブドウの一番搾り果汁のみを贅沢に使用。そして、カヴァの熟成期間は9ヶ月以上と決められていますが、ロジャーグラートでは最短でも18ヶ月の熟成を行なっています。

これは、なんとシャンパンの最低熟成期間である15ヶ月を上回るんです。だからこそ奥行きのある味わいが生まれています。

ロゼブリュットは、某テレビ番組でワイン通の芸能人たちから「ドンペリロゼよりもおいしい」と絶賛されたのだとか。

華やかなルビー色できめ細やかな泡立ち。完熟したイチゴのような香りとチェリーのような風味そしてボリュームのある味わいとほのかなタンニンが、力強くスパイシーな麻婆豆腐の美味しさをグッと引き立ててくれます。

回鍋肉に合うお酒


「回鍋肉」は、お祭りの貢ぎ物として捧げた茹で豚を祭りの後でも美味しく食べたいと考えられた料理なんだとか。

一度茹でた豚を再び鍋に戻して炒めるということが名前の由来です。本場四川の回鍋肉には茹で豚と葉ニンニクが使われ、豆板醤で辛く味付けがされています。

しかし、日本では四川省出身の中華料理人が葉にんにくを日本でよく食べられているキャベツに変えて、甜麺醤を多めにして甘辛い味にし、豚肉は調理が簡単な薄切りのものに代えたことから、その回鍋肉が一般的な回鍋肉として定着したのだそうです。

今回は日本式の回鍋肉に合うお酒をセレクト。

甜面醤のコクが生きた甘辛い濃厚な味わいの回鍋肉には、日本酒の古酒を合わせてみてはいかがでしょうか?

濃い味付けのお料理には濃い味のお酒が合いますよね。

そして、中華料理に合わせてよく飲まれる紹興酒に近い味わいのお酒であれば相性がよいはずで、まさに古酒がぴったりとあてはまります。

おススメの銘柄は、福井県の南部酒造場の「花垣 純米 調熟古酒」です。

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こちらの蔵元では、飲みやすさを追求した古酒を考案しており、蔵に眠っている3年から10年物の古酒をセレクトし、古酒の魅力を損なわず、なおかつ飲みやすい酒質バランスを持つブレンドを実現したのだそう。

色は琥珀色で、古酒特有の複雑な香りがあります。やや甘口であるもののくどい感じはなく、穀物由来のコクが、豊かに口の中に広がります。

古酒といえば上級者向けという印象がありますが、このお酒はデイリーづかいできる気軽な晩酌酒として楽しめる熟成酒です。

ワインや日本酒も合わせ方によっては中華とぴったりマッチング!
新たな組み合わせをぜひたくさん試してみてください。

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