【11月28日はフランスパンの日】その由来とフランスパンに合う絶品デザートとウイスキーをご紹介

【11月28日はフランスパンの日】その由来とフランスパンに合う絶品デザートとウイスキーをご紹介

11月28日はフランスパンの日です。

製パン会社などで構成される「日本フランスパン友の会」が制定した記念日で、日付は「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」の語呂合わせから来ています。

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日にも近く、フランスパンを楽しむ機会が多い時期であることから、たくさんの人にフランスパンを食べたもらいたいとの思いから制定された記念日です。

そもそもフランスパンとは

フランスパンはその名の通り、フランス生まれのパンのことを指します。

なかでも、バゲットやパリジャンといった細長く焼かれたパンをイメージする人が多いのではないでしょうか。

パリッとした硬い皮にパン切りナイフを入れれば、ふんわりふっくらと中はやわらか。

小麦粉と水、塩とイーストだけで作るシンプルなパンは、食事と合わせていただくのにぴったりの味わいです。

フランスで生まれたということもあり、フランスが植民地支配していたベトナムやラオス、カンボジアにも、フランスパンは広まっています。

ベトナムではさまざまな具材を挟んだ「バインミー」が屋台などで親しまれており、ラオスでは「カオチー」、カンボジアでは「ヌンパン」という名前でバラエティ豊かなサンドイッチを楽しめます。

フランスパンはバゲット以外にも、カンパーニュやクロワッサン、リュスティックなど、さまざまなパンがあり、近年では日本でもさまざまなパンを購入して味わうことが出来ます。

ソースを拭い、ワインを味わうためのフランスパン

フランスパンというと、フランス料理などを食べる際に、皿に残ったソースを拭うために使ったりもします。

きれいにソースを拭って最後まで食べるのにも、シンプルな味わいなので使いやすいですが、口の中をさっぱりとリセットしてくれるところから、ワインをテイスティングするときにも使われたりします。

何種類ものワインを試飲し、その味わいについて評したり、店での提供に適しているかどうか判断する、プロのソムリエにとって、薄く切ったバゲットは欠かせないもの。

ワインを口に含んで味や香りを確認してはバゲットをかじり、リセットしてからテイスティングを行います。

フランス料理店などで選ぶワインは、そんなふうにして仕入れられており、フランスパンの力を借りているともいえます。

アイリッシュパブのデザートを、ウイスキーとともに

フランスパンが合うのはワインだけではありません。

アイリッシュパブでは、フランスパンを使ったデザートを見つけることが出来ます。

クリームエリカは、薄く切ったバゲットにマスカルポーネチーズをのせ、はちみつをとろりとかけた、シンプルなデザート。

フランスパンの香ばしい匂いがマスカルポーネの酸味とはちみつの濃厚な甘みを引き立て、口の中で溶け合います。

クリームエリカに合わせるのは、もちろんアイリッシュウイスキーです。

北アイルランドの雄、ブッシュミルズ

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ブッシュミルズはアイルランドの北端にある蒸留所。

アイリッシュウイスキーの伝統でもある、3回蒸留を行い、ノンピート麦芽を100%使用したモルト原酒を使うことで、軽やかなのにしっかりとモルトの味が感じられるウイスキーを造っています。

大麦麦芽にこだわり、さまざまな高品質の樽を用いることで、豊かな風味を生み出し、個性豊かなアイリッシュウイスキーがラインナップされています。

ブッシュミルズ・ブラックブッシュは、オロロソシェリー樽とバーボン樽を使い、最長7年熟成させたモルト原酒を80%以上使用。

少量のグレーンウイスキーをブレンドすることで、シェリー樽由来の熟れた果実の香りを引き立てています。

クリームエリカとの相性もぴったりで、とろりとした口当たりと甘みを楽しみながら、ウイスキーがどんどん進んでしまいます。

フランスパンの日には、ゆっくりと食後にウイスキーとクリームエリカを味わいながら、食の引き立て役に感謝したいですね。

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