酒屋直伝、焼酎はワイングラスで!屋久島の水と芋と美人杜氏

  • 2014.08.18
酒屋直伝、焼酎はワイングラスで!屋久島の水と芋と美人杜氏

これまで「今宵の酒」コーナーで、日本酒、サワー、ワイン、ビールを呑んできたけれど、まだ焼酎を呑んでいない。夏の焼酎、いかがなものか?九州では、夏でも焼酎はお湯割と聞くが…?

「餅は餅屋」という言葉どおり、お酒の疑問は酒屋に聞いてみた。

決め手は喉ごし!水の硬度で選ぶ夏の焼酎

近所にある和酒専門店に赴き、単刀直入、聞いてみた。

「夏にぴったりな焼酎ってありますか?」

「……。夏に焼酎をロックとか水割りで呑む人多いけどね、九州の人は、夏でもお湯割で呑むんだよ」

やはりそうか。でもそこをなんとか、野暮を承知で伺いたい。夏に冷たく美味しくいただける焼酎があったら教えていただきたい。

おおらかな店主は答えてくれた。

「ロックで呑むってことだから、香りよりも、大事なのは喉ごしだよね~。これなんか、ほら」と店主が手に取った1本の焼酎は、古風なデザインのラベルが貼られたボトルだった。

大自然林_正面01

雨の恵み、太陽と緑の美しさ…屋久島で美人杜氏が造る焼酎

店主が差し出してくれた焼酎は「手造りかめ壺仕込み 屋久島 大自然林」。

大自然林の杜氏紹介フライヤー

杜氏は若い女性だそうだ。店主が見せてくれた、酒蔵が発行しているフライヤーを拝見すると、そこにはスレンダーでナチュラルな感じの美しい女性が写っていた。名前は久保 律さん。
フライヤーの記載によれば、久保さんは大阪出身で、焼酎と鹿児島の食に魅せられて鹿児島に移住。数年修行し、2010年からは屋久島伝承蔵杜氏を務めているとのこと。

慣れない田舎暮らしでつらい時期もあったようだが、

「夜の静けさ、雨の恵み、太陽と緑の美しさ、大雨の後の虹!屋久島と調和した暮らし、焼酎造りをこれからも続けていき、もっともっと全国の皆様が、喜んで頂ける焼酎をお届けしたいと思うこの頃。2014年、愛をもって行動し、焼酎造りに想いを込めたいと思います。」

みずみずしい言葉から、屋久島の大自然がまぶたに浮かんでくるようだ。

「これ以上ないくらいやわらかい水」と、屋久島のさつま芋

「ロックで呑むなら、水がやわらかいほうがいいね、軟水。この『大自然林』はね、水がやわらかいよ。屋久島の水を使っていて、硬度(※)100度まであるうちの、たった5度。これ以上ないくらいやわらかい水だよね。芋もね、屋久島の芋。喉ごしがすごくよくて、女性も呑みやすいんじゃないかな」

※硬度とは…水に含まれるカルシウム、マグネシウムなどミネラルの含有量をあらわしたもの。含有量が少ないのが軟水(口当たりが軽い)、多いのが硬水(口当たりが重い)。

雄大な自然の屋久島の「これ以上ないくらいやわらかい水」と、同じく屋久島で育てられた芋を使って手造りされた、限定醸造の焼酎。これを拒む理由がありますか?お値段も720mlで1,240円(税込1,339円)と、お手ごろ価格。何も迷うことはない、今宵はコレだ!

酒屋の店主直伝!必需品はワイングラスとクラッシュアイス

酒屋の店主は、焼酎を夏らしく呑むコツを伝授してくれた。

  • ・ワイングラスで呑むべし(100円ショップで売ってるワイングラスで十分)
  • ・氷はクラッシュアイス(※)にするべし
    • ※クラッシュアイス…ファーストフード店のドリンクなどに入っている、小さく砕かれた氷
    • ※クラッシュアイスは、日本国内のミネラルウォーター(軟水)を凍らせて作ること。

せっかくの屋久島の水で作られた焼酎を、水道水の氷で薄めてはもったいない。
外国のミネラルウォーターはほとんどが硬水なので、焼酎に合わない。
家庭用の製氷機で作った四角い氷は、ワイングラスに見た目が合わない。

ワイングラスとクラッシュアイスで焼酎をいただくなんて!期待は高まり、まずは100円ショップへGO、ワイングラスゲット!そして次に狙うはクラッシュアイス。

おうちで作る簡単クラッシュアイス!「うち呑み」が格段に向上♪

クラッシュアイスを用意したい。でもどうやって?

コンビニエンスストアで売っている、アイスコーヒー用のクラッシュアイスを代用してもよいのだけれど、コツさえつかめば、とっても簡単に自宅で作れるクラッシュアイス。「うち呑み」向上テクニックとして、ぜお試しいただきたい!

【用意するもの】(約グラス1杯分のクラッシュアイスができます)

  • ・タッパ(大人用お弁当箱くらいの大きさ)
  • ・タオル
  • ・ジップロックなど丈夫なビニール袋(破れにくいものがよい)
  • ・カナヅチ/トンカチ/スパナなど

【作り方】

  • 1.ミネラルウォーターをタッパに深さ1~2センチほど注ぎ、冷凍庫に入れて凍らせる。
    • 《コツ》
    • ・厚い氷を作ってしまうと、砕くのが大変。薄い氷を作るつもりで注ぐこと。
  • 2.氷ができたらジップロックなど厚手のビニール袋に入れて、さらにタオルでくるみ、カナヅチなどで叩く。
    • 《コツ》
    • ・カナヅチで叩くときに、袋の中で氷が滑って移動してしまい、効率悪し。氷が移動しないように、ジップロックごとタオルでくるむ。(もしかしたらジップロックに入れず、木綿のサラシで氷を直にくるむとよいかも)
    • ・カナヅチで氷を叩く衝撃はかなり大きい。氷の下にタオルなど敷くのは必須。
    • ・トントンはねるように叩くより、ゴリッと押し叩くイメージで。
    • ・均一の大きさに砕くのは至難の業。ある程度大きさがまばらなのは、大目に見よう。
    • ・ジップロックの袋が多少破れるが気にしない。

大自然林_クラッシュアイスを作る

ルックスは洋風、味はしっかり和風♪なめらかな甘みに感激!

できあがったクラッシュアイスをワイングラスに入れて、大自然林をとくとく…♪

店主のおすすめどおり、100円ショップ(ダイソー)で買ったワイングラスだが、なかなか絵になる!

大自然林_グラス

ワイングラスに顔を近づけてみると…ふんわりとやさしい芋焼酎の薫り。

口に含むと、ピリッとしたアルコールの刺激。そのあと、芋の甘みがなめらかに口の中に広がっていく…。2口目からは刺激を感じず、ふわっとした甘みが口中をめぐり、幸せな気持ちに包まれる。

面白いのは、ワイングラスに注いで見た目は洋風なのに、やっぱりさつま揚げが食べたくなるところ♪用意しておいて良かった!

大自然林_さつまあげと

アッツアツ焼きたてのさつま揚げ♪外はカリカリ、中からジュワッと魚の旨味があふれ出し、そしてキリッと冷えた芋焼酎をゴクリ!たしかに、クセがないので女性でも呑みやすいはず。食事とともにスイスイ呑んでしまいそうだ。

やわらかく、なめらかな味わいに心が和む。こんな心地よい酔いにひたれるのは、世界遺産・屋久島の荘厳な自然の中で育まれた水と芋、何より杜氏が焼酎にこめた愛のおかげかもしれない。

商品名:手造りかめ壺仕込み 屋久島 大自然林
手造り焼酎伝承蔵 限定醸造
原材料 さつま芋(鹿児島県産)・米麹(国産米)
アルコール分25%

大自然林_ラベル

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