【6月1日はチーズの日】チーズと楽しむお酒

【6月1日はチーズの日】チーズと楽しむお酒

6月1日はチーズの日

6月1日はチーズの日です。

写真の日選定委員会が制定した記念日で、写真を撮るときの掛け声「はい、チーズ!」にちなんで、1951年に制定されました。

日本初の写真撮影日が1841年6月1日だったことが由来となり、写真の日として制定されており、その日と同じ日に制定されたためです。

そして、実はチーズの日はもう1日あるのをご存じですか?

1992年、日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が共同で制定しました。

文武天皇が蘇を作るように命じたのが旧暦の10月、すなわち現在の暦では11月にあたることが由来です。さらに、11月11日にするとぞろ目で覚えやすいという理由でこの日に決まったのだとか。

チーズのことをもっとよく知って、親しんでもらおうという思いから制定されました。

チーズの起源

チーズの起源は、羊やヤギなどを飼育し、その乳を動物たちの胃に入れ運搬していた習慣と関連性があるのだそうです。

初めてチーズができたのは、乳を土器に入れた際、微生物が入ったことにより、乳が白い固体と液体に分かれたのが発見された時だと言われているそうです。

チーズ製造発祥の地についてはどこであるか決定的な証拠はなく、一説に言われているのはヨーロッパや中央アジア、中東などなのだとか。

歴史的な証拠が残されているのは、ポーランドです。

紀元前5500年頃の文化においてチーズづくりの道具が発見されており、これが現時点でのもっとも古いチーズ製造の証拠と言われています。

チーズの種類

チーズは大きく分けて2種類に分類することができます。

ナチュラルチーズとプロセスチーズです。

ナチュラルチーズの原料はミルクで、プロセスチーズの原料はナチュラルチーズです。

ナチュラルチーズは、製品として出来上がった後も酵素や微生物が働いていて、風味が段々と変化していくという特徴があります。

ナチュラルチーズは7つに分類できるので、それらとプロセスチーズについてご紹介します。

① フレッシュタイプ
乳を乳酸菌や凝乳酵素で固め、固まった乳(カード)から水分(ホエー)を除いたものです。熟成を行わず、水分が多くやわらかくて、味やにおいにクセがないことが特徴です。
代表的なチーズ:カッテージチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネなど

② 白カビタイプ
チーズの表面に白カビを繁殖させ、熟成させるチーズ。
代表的なチーズ:ブリー ド モー、カマンベールなど

③ 青カビタイプ
“ブルーチーズ”とも呼ばれる、チーズの内部に青カビを繁殖させて熟成させるチーズ。
代表的なチーズ:ロックフォール、ゴルゴンゾーラなど

④ ウォッシュタイプ
チーズの表面を塩水やその土地のアルコールで洗うことから“ウォッシュ”と呼ばれているチーズ。洗うことで表面にリネンス菌が繁殖させ熟成させます。
代表的なチーズ:エポワス、マンステール、モンドールなど

⑤ シェーブル タイプ
山羊のミルクからつくられるチーズ。真っ白なもの、灰をまぶしたもの、カビを生やしたものなど見た目も様々です。
代表的なチーズ:サントモール、クロタン ド シャヴィニョル、ヴァランセなど

⑥ セミハードタイプ
長期熟成に向くようにつくられたチーズ。表皮やワックス、フィルムで保護されながら1~6ヵ月程度熟成されます。
代表的なチーズ:チーズ:ゴーダ、サムソー、ラクレット、サン ネクテールなど

⑦ ハードタイプチーズ
長期熟成に向くようにつくられた、水分量がセミハードより少ないチーズ。硬い表皮をつくることで中を守り、長いものでは3年間も熟成されます。
代表的なチーズ:コンテ、グラナ パダーノ、パルミジャーノ レジャーノなど

⑧ プロセスチーズ
セミハードチーズを加熱し、乳化剤を加えて溶かし成形して製造するチーズ。賞味期限が長いのも特徴です。
代表的なチーズ:スライスチーズ、キャンディチーズなど

お酒とペアリングしたいチーズ3種

それでは、これからの季節に楽しみたいお酒とペアリングしたいチーズ3種をご紹介します!

■ゴルゴンゾーラに合わせたいお酒

イタリア生まれの青かびチーズ、ゴルゴンゾーラは、世界三大ブルーチーズの1つです。

イタリアのロンバルディア州のゴルゴンゾーラ村で作られています。

ドルチェ(甘口)とピカンテ(辛口)の2種類があり、青カビが多く辛味の強いものはピカンテ、クリーミーでほんのりとミルクの甘味の残っているものがドルチェと呼ばれています。

ピリッとした刺激のあるシャープな塩味とナッツのような芳香も感じられます。

そんなゴルゴンゾーラ ピカンテに合わせたいお酒は、つめたーく冷やしたホワイトビールです。

塩味が強めで味わいが濃厚なので、コリアンダーとオレンジピールのはっきりとした香りと白ワインのようなフルーティな味わいのホワイトビール「ヒューガルデン・ホワイト」と合わせてもチーズとビール両方の味が際立ちます。

■マンステールに合わせたいお酒

ウォッシュチーズのマンステールに合わせたいお酒は、リースリングを使った白ワインです。

マンステールは、フランス東部、ドイツとの国境のアルザス地方ヴォージュ山脈にあるマンステールの谷が原産。

熟成をさせながらチーズの表面を塩水で何度も洗われており、それがチーズを雑菌から守り独特の風味づけに役立つのだとか。

香りはかなり強く、味わいはクリーミーで口の中にコクとミルクの甘みが広がります。

熟成が進んで外皮の香りが増していくにつれ、中身はトロットロに。なめらかにおいしくなっていきます。

アルザスのチーズにはアルザスのワインを、ということでアルザスリースリングを合わせましょう。

リースリングと言えば、白い花や洋梨を思わせる華やかな香りと、シャープでしっかりとした酸や透明感のあるフルーティな味わいが特徴です。

マンステールの塩味と合わさることによってリースリングの持ち味である「果実味」が格段にアップします。

■プロセスチーズに合わせたいお酒

カジュアルにプロセスチーズに合わせたいのは、レモンサワーです!

スライス状の薄いチーズや、円を6等分した形状のチーズ、キャンディチーズなど、プロセスチーズはコンビニでも手軽に手ごろな価格で手に入り、賞味期限が長いのもうれしいですね。

ミルク感が強く、しかしクセが強いわけではないので、どんなドリンクにも寄り添ってくれます。

これからの季節にごくごくといきたいレモンサワーと合わせるのがおススメ。

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無糖の甘くないレモンサワー(甘味料不使用)なので、チーズの味を邪魔することがありません。

大好きなお気に入りチーズとレモンサワーは家飲みの鉄板アイテムとなること間違いなしです!

家飲みをとことん楽しみたい昨今。

食べたことのないチーズを買っておうちに帰り、新たなペアリングにチャレンジするのも楽しいですね。

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