シーサーの日は泡盛古酒で沖縄気分

シーサーの日は泡盛古酒で沖縄気分

4月3日はシーサーの日です。

4(し)と3(さ)という語呂合わせから来ており、シーサーを沖縄から全国に広めようと、沖縄の焼き物の里として知られる、那覇の壺屋で2002年に制定されました。シーサーは獅子に由来する伝説の獣で、災いをもたらす悪霊を追い払うといわれています。家屋の屋根や門、村落を見渡せる高台などに据え付けられ、その家や村落に住む人を、魔除けとして邪気から守ってくれるといいます。

シーサーの正しい置き方

沖縄では壺屋のような焼き物の窯元以外にも、土産物店などでシーサーを購入することが出来ます。手のひらに乗るようなものから、屋根に据え付けたり、門に置く大きなものまで、大きさも多種多様です。

購入する際に、おそらく伝えられると思いますが、シーサーは1体だけでなく、2体1組で置くのが一般的です。口を開けているものが雄、口を閉じているものが雌を表します。風水でいうと、2体で陰陽が揃うといわれ、この2体の間が結界となり、家を邪気から守ってくれるのだといわれています。神社の狛犬と同じで、シーサーがいるところから先は結界が張られているというわけです。

沖縄の焼き物に親しむ

沖縄では焼き物のことをお「やちむん」と呼びます。主には前出の壺屋で焼かれた「壺屋焼」や、その流れをくんだものが、沖縄北部の読谷村で作られたり、それらが派生して県内各地で作られています。伝統的に登窯で焼かれた陶器は、ぽってりとした手触りの、ずっしりとした、温かみが感じられるのが特徴です。

沖縄の酒器

沖縄の酒器というと、琉球ガラスを思い出す人が多いかもしれません。琉球ガラスの作り方は独特で、戦後に、駐留軍が使用したコーラやビールの容器だった色付きガラスの瓶を再生して、駐留軍向けにガラスを作っていたことを背景に発達しました。本来なら不良品として扱われる気泡や厚みも、個性として生かした独特のガラスは、今では伝統工芸品として発展しています。

ガラスが入ってくる前は、ずっとやちむんを酒器として使っていました。酒器の中には、カラカラや抱瓶といった、沖縄独特のものも存在し、そのいわれは民話の中に登場するほど古いものとなっています。そして、その酒器で酌み交わされていたのは、もちろん泡盛です。

沖縄の自然が育む泡盛古酒

泡盛は黒麹を使って米麹を作り、全麹仕込みでお酒を造ります。これを蒸留してかめに入れ、ゆっくりと時間をかけて熟成させます。3年以上の間、沖縄の風土に育まれ、旨みと香りに深みが加わった古酒は、独特の香りと甘みが感じられます。飲み方に厳密な決まりはないのですが、沖縄の人は水割りで飲むことが多いようです。他には、シークワーサーを絞って加えたり、カルピスで割ったりしたものも蔵元の試飲で出てくるので、試してみるといいのではと思います。

泡盛は育てるお酒

泡盛は時間をかけて熟成をしていくお酒です。昔は「仕次ぎ」と呼ばれる方法で熟成をさせました。数個のかめに泡盛を年代順に貯蔵し、一番古い年代のかめからお酒を取り出したら、その分だけ古酒を順番に補充していく方法です。蒸発することでの目減りと、もともとのお酒の風味を損ねない方法で、数十年ものの古酒を作るのも夢ではありません。マイ古酒を造って味わうのも楽しいかもしれませんね。

シーサーの日には、沖縄料理を用意して、泡盛の古酒を飲むのも楽しいのではないでしょうか。気軽に沖縄気分も楽しめ、旅気分が味わえます。沖縄の酒器があれば、さらに気分が出ますね。ゆったりとした時間の流れをお酒から感じながら、ほろりと酔うのも乙なものですよ。

 

 

 

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