昨年論争を巻き起こした「シチューライス」!一緒に楽しむお酒は?

昨年論争を巻き起こした「シチューライス」!一緒に楽しむお酒は?

記憶に新しい「シチューライス」論争

毎月20日が「シチューライスの日」であること、ご存じですか?

まだまだ寒いこの時期、あったかいクリームシチューが恋しくなりますよね。
シチューライスとは、シチューをごはんの上にかけた料理です。
昨年、TVの情報番組でこの料理が取り上げられ、「クリームシチューとごはんは合うのか?」という論争がツイッターでも勃発し、「#シチューライス」がトレンド入り!
「あり」派と「なし」派の意見が飛び交い、その後も様々な番組やWEBマガジンで取り上げられるなど、話題を集めましたが、「あり」派のほうが多数派?という印象です。

「あり」派の主張は以下です。
・実家でずっと食べていたから
・リゾットやドリアのような感覚だから
・一品料理として完結するので、ほかのおかずを作らなくてすむ
・まとめて食べられるので洗い物が減る

「なし」派の主張は以下です。
・ご飯にクリーム系の料理を合わせるなんてうけつけない
・ごはんに汁物をかけるのは、マナー的によくない

小さい頃から接していて食文化として根付いていたり、主婦目線での時短発想だったりと、意見が分かれていますね。

私は、以前新宿にある老舗のロールキャベツ屋さんに行った際、クリームシチューベースのロールキャベツと白ごはんが一緒にだされた時以降、クリームシチューとごはんの組み合わせが好きになりました。

野菜料理などを添えれば、立派なディナーの一品ですよね。

シチューライスに合わせたいお酒①

では本題のシチューライスに合わせたいお酒のご紹介です。

最初のペアリング候補は、リッチでコクのある白ワイン。
例えば、オーク樽で熟成したシャルドネはいかがでしょうか。


オーク樽はワインの発酵と熟成に用いられることがあり、熟成に用いるオーク樽が味わいに変化をもたらします。
アルコール発酵したワインをオーク樽に移しセラーなどで保管します。
木の容器なのでその風味がワインに移ります。樽由来の香りとしては、ナッツ、キャラメル、バニラ、ココナッツ、クローヴ、アーモンドなどがあり、甘い風味が加わります。
また、樽からタンニンが溶け出し、ワインのボリューム感が増し、骨格がしっかりとするという効果もあります。

野菜や肉の旨みが溶け出した、クリーミーなシチューには、その濃厚な味わいをしっかりと受け止めてくれる樽熟のシャルドネがおススメです。
樽熟成といえば、高級なイメージもあるかもしれませんが、ニューワールドのものであればリーズナブルなものもありますので、楽んで探してみてください。

シチューライスに合わせたいお酒②

2番目は、ロゼのスパークリングワインです。


ロゼは、赤ほど重厚でなく、白ほど酸味が強くなく、赤と白の両方のいいところを持った、様々なお料理に合わせやすい万能ワインです。

スパークリングの場合は、クリームのようにキメ細かな炭酸の泡とともにイチゴやラズベリーのような香りが広がり、スパイシーな酸味やベリー系の甘みを感じます。
味付けが濃いめの料理と合わせると、酸味がまろやかになり、フルーティーさが際立ち、ワインの奥深い味わいを楽しめるんです。
ロゼ・スパークリングワインは、製造に手間がかかるため、通常のスパークリングワインより少し価格が高めなことが多いですね。
しかし、1,000円以下の気軽に買えるものもたくさんありますので、是非試してみてください!

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