【11月16日はいい色の日】由来とこの日に飲みたいユニークな色のお酒をご紹介

【11月16日はいい色の日】由来とこの日に飲みたいユニークな色のお酒をご紹介

11月16日はいい色の日です。

愛知県下で塗装と塗料に関する事業を営む業界の団体「愛知昭和会」により1991年(平成3年)11月16日に制定されました。日付は「いい(11)いろ(16)」と読む語呂合わせに由来しています

「色」が日常生活に与える影響を見直すとともに、塗装の持つ「美粧性」「機能性」「簡易性」などを広くアピールすることが主な目的で、記念日は日本記念日協会により認定・登録されました。

日常生活の中で洋服を選んだり、料理の彩りを考えたり、資料を作ったりする際、「どんな色を使えばよいだろう?」「どの色とどの色を組み合わせればよい?」と悩むこともあるかと思います。

色を選ぶ際、「色の三属性」を意識すれば上手に色を選んだり組み合わせたりすることができるのではないでしょうか?色の三属性とは、色相・明度・彩度のことです。

わかりやすく説明していきましょう!

「色相」とは?

色相とは、赤・黄・緑・青・紫といった、色味の違いです。一般的に使用する「色」という言葉は、色相のことを指している場合が多いと考えられます。

「光のスペクトル」という言葉があり、これは人間が見える範囲の光を波長順に並べたものです。私達はその波長の長さによって、色を識別しており、波長の長い順に、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫となっています。

「色相環」という言葉を聞かれたことはありますか?色相を円状に並べ、分かりやすくしたものです。色の組み合わせ方に迷った場合は、色相環を見て、色の関係性をチェックしてみるとよいですね。

「明度」とは?

次は明度です。

明度とは、「色の明るさの度合い」を表す指標のことです。

同じ色相であっても、明るさが違えば、色の見え方は変わってきます。

明度が高くなればなるほど、白色に近づくという特徴があります。

例えば、赤色の明度を高くしていけば、ピンク色に近づいていきます。

高明度の色は、明るくて柔らかい印象を与える傾向があります。

明度が低くなればなるほど、黒色に近づくという特徴があります。

赤色の明度を低くしていけば、マルーンやボルドーなどの黒めの赤色に近づいていきます。

低明度の色は、暗くて硬い印象を与える傾向があります。

「彩度」とは?

彩度は、「色の鮮やかさの度合い」を表します。

彩度が高いほど鮮やかな色になり、力強くて華やかな印象があります。

一般的にビビッドカラーと呼ばれるような色は、原色に近い高彩度の色のことです。

反対に、彩度が低ければ、くすんで色味を感じにくくなります。

落ち着いた印象にしたい時には彩度を低めに設定するとイメージに近づくでしょう。

なお、白・黒・グレーの3つの色には、彩度が存在しません。

「無彩色」と呼ばれます。

色の世界は奥が深いですよね。

色の原則を知って、効果的な配色を楽しみたいものです。

お酒の中にも、ちょっとユニークな色合いのものがあるんです。

思わず「え?」と二度見してしまうような色のお酒をご紹介していきましょう!

赤い日本酒

最初のお酒は、京都・向井酒造の「伊根満開」です。

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向井酒造は舟屋で知られる京都・丹後の地伊根町で創業260年の造り酒屋さんです。

こちらのお酒、なんと真っ赤なんです!

色の正体は、赤米。

ワインのようなほのかに甘い果実味のような甘酸っぱさと、とろけるような濃厚な味わいが特徴です。

常温で楽しむのも良し、オンザロックやまたソーダ割りにすれば一層香りが引き立ちます。

ピンクの日本酒

次のお酒は、岡山・宮下酒造の「桃にごり」です。

宮下酒造は岡山県玉野市で1915年(大正4年)に清酒の醸造を開始した蔵元。

とってもかわいいピンク色のお酒が造られているんです。

赤い色素を作る赤色清酒酵母と白桃の木から発見された岡山白桃酵母の2つの酵母を使用した純米酒のにごり酒。

心地よい酸味と甘味があり、のどごしが爽快で、アルコール度数も低めで飲みやすくなっています。

青い日本酒

続いてのお酒は、縄時食品の「清藍」です。

なんと、日本酒が青いんです!

少し紫がかった透明感のある藍色がミステリアスですね。

滋賀県長浜市の佐藤酒造により仕込まれたかつ芳醇な吟醸酒に、バタフライピー (蝶豆) という青い天然ハーブを加えて造られています。

レモンなどの柑橘系エキスを加えると薄紫色に変わり、色の変化を楽しむことができます。

オレンジ色のワイン

次のお酒は、カリフォルニア・セントラルコースト生まれのオレンジワイン「フィールド・レコーディングズ “スキンズ” セントラルコースト」です。

数年前までは、ワインと言えば赤・白・ロゼでしたが、近年オレンジ色のワインも大流行を経てずいぶんメジャーになってきましたよね。

オレンジワインとは、白ブドウを材料に、赤ワインと同じ製法で造られたワインのことです。

白ブドウを果皮ごと醸造することによって、果皮の香りや色が抽出され、鮮やかなオレンジがかった水色となるのが特長です。

オレンジワインの味わいは、白ワインと赤ワイン両方の魅力を楽しめるものと言えそうです。

白桃やアプリコットなど甘くて濃厚な果実味を持ちつつも、赤ワインのように果皮由来の渋味とコクもしっかりと感じられます。

こちらのワイン、ドライピーチやネクタリン、タンジェリンなどのフレーバーに赤リンゴの皮のようなニュアンスがあり、タンニンは強すぎず、酸のバランスも秀逸です。

他の白ワインや赤ワインとはまったく異なる表情を見せてくれるワインと言えます。

真っ黒リキュール

最後のお酒は、インパクト大!真っ黒い色のリキュール「アフロディーテ ブラック」です。

奈良の北岡本店が作るアフロディーテ(APHRODITE)は真珠から生まれたとされるギリシャ神話アフロディーテから名付けた果実系・パールリキュールです。

シルクやヴェルベットのような舌触りと、グラスの中でパールが煌くのが特徴で、この黒色の正体はデトックス効果で近年注目されている竹炭。

ソーダ割やカクテルにして、ビターオレンジエッセンスの風味と漆黒の中のパールの輝きを楽しめるユニークなお酒です。

秋の夜長、個性的なカラーのお酒をグラスに注ぎ、目でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

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