肉の日は雄牛のマークのワインを

肉の日は雄牛のマークのワインを

毎月29日は肉の日です。

これはみなさんにとってもおなじみの記念日ではないかと思います。「2(に)9(く)」の語呂合わせで都道府県食肉消費者対策協議会が制定したもので、JA全農と連携し、さまざまなPRが行われています。焼肉店やステーキ店でお肉を楽しむだけでなく、家で家族とともに焼肉やしゃぶしゃぶなどの肉料理を楽しむ日として、現在では知られています。これは長年のPRや、関連団体が展開した地道な特別販売やサービスの功績ともいえます。

1988年、日米貿易交渉により、牛肉の輸入自由化が決定したときのこと。それまで安値で取引されていた輸入牛肉を、適正な価格表示で販売を促進するために、肉の日協力店舗に向けて、畜産振興事業団が冷凍輸入牛肉を安価で売り渡していたのですが、自由化とともに売り渡しは廃止。その流れで肉の日も存続の危機が訪れました。しかし、肉の日はその後も続き、その後訪れる狂牛病や口蹄疫なども乗り越え、現在も各種団体で肉の日の活動が行われています。

肉料理に合わせるワイン、何を選ぶ?

肉料理に合わせるお酒というと、ワインが多く挙げられるのではないでしょうか。最近は大手酒販メーカーから「肉専用ワイン」と銘打って販売しているものまであり、その相性の良さは多くの人の知るところではないかと思います。ワインブームのそのまた昔から、「肉料理には赤ワイン」といわれ、週末の晩ごはんがステーキと聞けば、赤ワインを買って帰る、というのが当たり前になっているとも言えます。

しかしながら、お肉とひとくちにいってもいろいろあります。鶏肉や豚肉、牛肉といった、家庭でなじみのあるものから、羊肉や鴨肉、ジビエなど、消費者が手にすることのできるお肉も多様化しています。

ワインをペアリングするときのひとつの目安として、シンプルに焼いたときに白っぽくなるお肉(鶏肉や豚肉)は白ワインと相性がよく、赤みのあるお肉(牛肉や羊肉、ジビエなど)は赤ワインと合うと言われています。料理のソースがペアリングを左右したりはしますが、シンプルに火を通した料理のときは、頭の片隅に置いておくと参考になります。

お肉とワインの親密さを表す、ワインのエチケット

海外に目を移すと、ワインのエチケット(ラベルの意味)に、動物を描いたものが多くあることに気づきます。牛や豚、羊、鶏など、そのワインができる地域で育てている畜産物を描いていることが多く、相性が良いとされていたりします。こんなところからも、食材とワインの親密さが感じられるようになっているといえます。

ワイナリーのトレードマークに動物を用いている所もあり、スペインでは雄牛のマスコットをボトルにつけているワイナリーもあります。「トーレス」というワイナリーで、150年もの歴史を誇る、由緒正しいワイナリーです。このワイナリーの「サングレ・デ・トロ」というシリーズのワインに、雄牛のマスコットがついています。マスコットは全部で8種類。コレクションして楽しむ人もいるとか。

この雄牛は、酒神バッカスに由来するものですが、闘牛が盛んな国柄をも思わせ、親しみを感じさせます。ミディアムボディの赤ワインは、ガルナッチャとカリニャンを使用した口当たりのよいもの。フレッシュで果実の香りがたっぷり感じられ、タンニンもなめらか。ステーキや焼肉、すき焼きなどと好相性。飲み飽きせず、肩肘をはらないフランクなワインは、週末のちょっとしたご馳走にぴったりです。

毎月やってくる肉の日に、牛肉のご馳走を食べるなら、雄牛のマークのワインを選ぶのも楽しいと思います。家族や大切な人と囲む食卓に、チョイスしてみてはいかがでしょうか。

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