ビートルズの日には音響振動熟成のお酒に親しんで

6月29日はビートルズの日です。

1966年のこの日、ザ・ビートルズが日本に初来日しました。

これを記念し、ビートルズの楽曲を扱うEMIミュージックが記念日を制定しました。

初来日したその日、羽田空港に降り立った彼らを出迎えたのは500人ほどのファンと数多くの警備陣。

物々しい警備の中、翌日から武道館で行われたコンサートでは、当時人気絶頂期にあった彼らに日本中が熱狂しました。

誰もが熱狂した、世界一の大人気バンド

ザ・ビートルズは1960~1970年代に世界を席巻した、イギリスの4人組バンド。

20世紀を代表するロックバンドともいわれ、現在でも幅広い世代から愛されています。

1962年に「ラブ・ミー・ドゥ」でデビューし、2曲目に発売されたシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」でチャートを上り詰めます。

この曲でイギリスでは一躍人気グループの仲間入りを果たしますが、世界進出をするのはその翌年、1964年1月のこと。

「抱きしめたい」でアメリカのビルボードシングルチャート1位を獲得し、4月にはチャートの上位5位までを独占するまでになりました。

日本に来日した1966年は、アルバム「ラバー・ソウル」を発売した後のこと。

それから50年余りの時が過ぎても、人気は留まることを知りません。

世代を超えて愛されるビートルズの音楽は、音楽の教科書にも掲載され、誰もが一度は耳にし、親しんだことのあるものとして挙げられるといえます。

ビートルズを聴きながら熟成したお酒

ビートルズにちなんだお酒、というのもあったりします。

しかも、ラベルを彼らにちなんだものにして売るなどではなく、ビートルズを聴かせて醸している日本酒を発売している蔵元があります。

長野県にある伴野酒造では、「ボー・ミッシェル」という日本酒を1996年から発売しています。

500ミリのスリムなボトルに、スタイリッシュなラベルが貼られ、パッと見た感じではワインのような雰囲気です。

アルコール分は9%と低めの、フルーティで甘酸っぱい味わい。

ビートルズの曲を発酵中の醪に聞かせることで、味わいがまろやかになるのだそうです。

お酒の音響熟成などの音が発する微かな振動がお酒をまろやかにすることは、研究なども進み、さまざまな形で取り入れられているお酒があります。

音響振動熟成で生まれる焼酎

音楽を聞かせて造るお酒といえば、やはり焼酎が挙げられるのではないでしょうか。

その代表格とも言えるのが、鹿児島・田苑酒造の麦焼酎や芋焼酎でしょう。

田苑酒造では、1990年から音響振動熟成で焼酎を造っています。

蔵に流れるクラシックの名曲の数々は、醪の発酵を促し、貯蔵時には熟成の効果があり、出来上がったお酒はまろやかなものになるといいます。

音楽を聞かせる前の焼酎は、焼酎の中で、アルコールの分子と水分子がそれぞれの集団を作っています。

そこに音楽による振動が加わると、分子の集団が壊れて小さくなり、アルコール分子のまわりを水分子が包む状態になるのだそう。

だから口当たりがまろやかに感じるというわけです。

音楽振動熟成を取り入れたお酒はいろいろ

他にも奄美大島で造られる黒糖焼酎の「れんと」や、福島県の小原酒造で、モーツァルトを聴きながら育つ「蔵粋(くらしっく)」、などのお酒があります。

音楽を聴きながら楽しむお酒は心地良いものですが、音楽とともに育って手元に届くお酒は、口当たりもよく馴染みやすいと言えるかもしれません。

これから先、ビートルズに限らず、もっといろいろな音楽を聴いて生まれるお酒が出てくるかもしれません。

自分好みの音楽を聴いて醸したお酒を買い求めて飲む、というのは新しいお酒の体験になりそうです。

ビートルズの日には、ビートルズの音楽を聞きながら音響振動熟成のお酒を飲んで、そんな未来に思いを馳せるのもいいかもしれません。

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