10月28日【マッコリの日】におすすめの韓国料理に合う日本仕立ての和マッコリをご紹介

10月28日【マッコリの日】におすすめの韓国料理に合う日本仕立ての和マッコリをご紹介

10月の最終木曜日にあたる10月28日はマッコリの日です。

東京・四谷に事務局のある韓国農水産食品流通公社が制定した記念日で、ちょうどこの頃に新米で造ったマッコリが市場に出回り始めることから制定されました。

韓国の伝統的な醸造酒であるマッコリに、より多くの人に親しんでもらうことを目的とした記念日です。

マッコリってどんなお酒?

マッコリはお米が主原料の、朝鮮半島で造られる大衆向けの醸造酒のひとつです。

白く濁ったその見た目から「濁酒」(タクチュ)ともいわれ、日本でいうところの「どぶろく」と同様のお酒です。

農作業の合間に飲まれていたお酒であることから「農酒」(ノンジュ)とも呼ばれています。

アルコール度数は6~8度と、日本酒の半分程度、ビールより少し強いくらいの度数で、麹で糖化した米の甘みが強いお酒です。

ほのかな甘味と、かすかな炭酸ガスのプチプチ感、程よい酸味が感じられるのが特徴です。

マッコリの名前の由来となっている語源は「マッ+コルダ」(粗雑に+濾す)という朝鮮語で、その造り方に由来しています。

日本では2004年頃、韓国ドラマ「冬のソナタ」に端を発する韓流ブームの際に、韓国旅行がブームとなりました。

現地で食べた食事を日本でも楽しみたいという層が増え、そこから韓国料理に火が付き、それと並行してマッコリの輸入量が急増したという経緯があります。

さまざまな種類があるマッコリ

マッコリといってもさまざまな種類があり、お店にもいろいろ並んでいて、どれを購入するか迷ってしまいますが、選び方にはポイントがあります。

まず、「生マッコリ」か「マッコリ」のどちらを選ぶかが最初のポイントとなります。

生マッコリは非加熱で、マッコリは加熱処理をしてあります。

ちょうど日本酒でも火入れしたものとそうではない生酒があるのと同じように考えると良いと思います。

非加熱の生マッコリは、乳酸発酵が止まっていないため、微発泡でほのかな酸味があります。

また、賞味期限が短いので、そのフレッシュな風味が楽しめる間に飲みきれるものを購入するのが大切になります。

一方で、加熱処理を施してあるマッコリは、常温での長期保存が可能なため、ストックをしておくのに便利です。

次に、プレーンタイプかフレーバータイプかを選ぶと良いでしょう。

プレーンタイプはお米の甘みが感じられるシンプルなタイプで、そのまま飲むのはもちろん、ビールやジュースで割って飲むのにおすすめです。

フレーバータイプは、マッコリにフルーツなどのフレーバーを加えたもので、まろやかで飲みやすいのが特徴です。

また、黒豆やとうもろこしを使ったマッコリもあり、香ばしい風味を楽しむことが出来ます。

好みのものを見つけ出して、どれがおいしいか飲み比べたりする楽しみがマッコリにはあります。

日本酒の醸造技術を用いて造った「和マッコリ」はいかが?

韓国産のマッコリに使われている原材料は、お米以外にも小麦や粟、じゃがいもなどの穀物が含まれており、そのため雑味が感じられるものが多いのですが、日本のお米だけを使用し、日本酒の醸造技術を用いて造ったのが「和マッコリ」です。

「唐草まっこり」はお米を糖化して発酵させ、7日ほどで乳酸の酸味とお米の甘みのバランスがとれたところを瓶詰め。

ヨーグルトのような酸味と乳酸菌飲料のような甘み、お米の甘みがストレートに感じられる、口当たりの良いものに仕上がっています。

そのままはもちろん、ロックで飲むのにもぴったりです。

お隣の国、韓国のお酒として知られるマッコリを、日本仕立てでさらにおいしくした和マッコリを片手に、韓国料理やキムチ鍋を囲むのも楽しいのではないでしょうか。

ピリッと辛い料理とともに、まろやかなマッコリをたくさん楽しみたいですね。

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