4月18日はお香の日です。
595(推古3)年の4月に淡路島に香木が漂着したことが日本におけるお香の始まりとされていることや、香の字が「一」「十」「八」「日」と分解でき、「18日」と解釈できることから全国薫物線香組合協議会が制定しました。
お香ってどういうものがあるの?
淡路島に香木が漂着し、それを見つけた島民が燃やしたところ良い香りが一面に広がったことから「これはとても貴重な物だ」と判断し朝廷に献上したことからお香が認知されるようになりました。
当時は燃やすだけでなく香木から木箱や小さな仏像が作られたりと大変重宝されており、聖徳太子が献上された香木から観音像を作ったとされています。
今日本のお香で使われている香木は「伽羅(きゃら)」「沈香(じんこう)」「白檀(びゃくだん)」の3種類です。その中でも伽羅は特に貴重で1gあたり数万円するほど高価なものとなっています。伽羅は超一流の調香師でも「この香りは神様が作ったもので我々人間が作れる代物ではない」と言わしめるほどのものです。
一般的に販売されているお香には和風の香りだけでなく花の香りや香水のようなフレグランスな香り、コーヒーのような香りと様々な種類があります。香木と天然香料、もしくはスパイスや漢方などを混ぜ合わせて作っています。
お墓でお香をあげる以外にも家で気持ちを落ち着かせたりしたい時などに使ったりします。
和の香りのするお酒
ウイスキーやブランデーなど素敵な香りのするお酒は様々ありますが、今回は和の香りのするものを紹介します。
サントリー|ROKU
名前の通り6種類の和素材を使用したジャパニーズクラフトジンです。
「桜花」「桜葉」「煎茶」「玉露」「山椒」「柚子」の日本ならではの四季を感じられる素材を使用しています。桜や柚子の爽やかな香りをもち、爽快感があり、ジンならではのキレに加えて玉露や桜の優しい甘みを感じられる日本ならではのクラフトジンです。
【おすすめの飲み方】
ロックで飲むのとROKUの濃厚な香りや旨味を楽しむことができますが、ソーダ割りが一番のおすすめです。
ROKUが1に対して炭酸水を5で割る「六ソーダ」にするとROKUの階層的で豊かな香りと味わいが楽しめます。中に梅干しやレモンを入れての美味しいです。
三和酒類|TUMUGI
いいちこでお馴染みの三和酒類が作った新しいタイプの和スピリッツです。
ポイントとしては「麹」を使ったスピリッツであるという点です。麹はお醤油や味噌、漬物など発酵食品には欠かせないもので日本にしか存在しない菌でもあります。
麹で作った麦焼酎に「かぼす」「ミント」「みかん」「柚子」「レモン」の5つの国産ボタニカルスピリッツをブレンドしています。ほんのり甘く柑橘系やミントの爽やかなの香味が広がり、フルーティーな余韻が長く続きます。
【おすすめの飲み方】
ストレートやロックも美味しいですが、一番おすすめな飲み方は「ソニックスタイル」と呼ばれる飲み方です。TUMUGIが1に対して、炭酸水とトニックウォーターをそれぞれ1.5ずつ混ぜる飲み方です。ほんのり甘くなることで飲みやすくなりますが、TUMUGIの香りもしっかり引き立ちます。
まとめ
お香のような和の香りを嗅ぐと日本人だからなのか心が安らいだり、ほっとする効果がありますよね。今回紹介したお酒も柑橘系やお茶や桜といった昔から馴染みがある香りが特徴です。飲みやすくスッキリとした味わいなので食事と一緒するのもおすすめです。
ぜひ和の香りのするお酒を今宵楽しんでくださいね。