4月8日は炭酸水の日です。炭酸水は気分転換をしたいときなどには欠かせない飲み物ですよね。
炭酸飲料の歴史
炭酸ガスを含む飲料は、今から2000年以上も前から飲まれており、古代ローマ時代に天然の鉱泉や温泉を飲用したことから始まったと言われています。
1772年、イギリスで炭酸飲料の製造方法が発明され、自然哲学唐の研究者ジョセフ・プリストリーが炭酸ガスを発生させ、水に溶かす方法を発明しました。
炭酸飲料が商業的に生産されたのは1776年でスウェーデンにおいてでした。
1808年にはアメリカで炭酸飲料の販売がスタート。日本に初めて炭酸飲料が伝えられたのは江戸時代の終わりで、1853年、ペリーが浦賀に来航した際船内に積んでいた炭酸のレモネードを江戸幕府の役人に飲ませたと言われています。
日本で炭酸飲料が初めてつくられたのはペリー来航から15年後の1868年。
横浜居留地で「ノース・アンド・レー商会」が、レモネードやジンジャーエールなどの炭酸飲料の製造を始めました。
炭酸飲料は2000年以上も前から飲まれているんですね。
炭酸飲料とは?
炭酸ガスが水に溶け込んだ水が『炭酸水』で、別名『発泡水』とも呼ばれています。
天然炭酸と人工炭酸の2種類に分けられ、天然炭酸は、くみ上げられるときに二酸化炭素をすでに豊富に含んでおり、天然の状態で発泡しているもので、日本では一部の地域を除きほとんど存在しません。
炭酸飲料とは、①水に二酸化炭素を溶かした「炭酸水」と、②「炭酸水」に甘味料、酸味料、フレーバリング等を加えた飲料のことです。
「炭酸水」は、スパークリングウォーターなどと呼ばれることもあります。
炭酸飲料の製造法
炭酸飲料の製造法には、圧力を加えて水に二酸化炭素を溶かす「カーボネーション」という工程が含まれます。
その工程はプレミックス法とポストミックス法の2つがあり、プレミックス法は、風味をつけた飲料をカーボネーションする方法。
ポストミックス法は、カーボネーションした水をシロップに混ぜる方法です。
一般的に、プレミックス法は、瓶、缶、ペットボトル飲料に、ポストミックス法は、瓶飲料に使われるのだとか。二酸化炭素は低温・高圧であるほどよく溶け、製品ごとに最適な圧力が決められています。
炭酸飲料は、製品ごとに適切に設計されたいくつもの程を経て製造され、私たちに届けられているんですね。
近年の炭酸ブームを受け、炭酸の弱い微炭酸タイプや炭酸の強さが中くらいのタイプ、さらに炭酸が強い強炭酸など、さまざまな種類が市場に出回っています。
好みやライフスタイルなどに合わせて、炭酸水選びを楽しんでみてはいかがでしょうか?
炭酸水で割って飲みたいリキュール
それでは、これからの暑い季節、炭酸水で割って楽しむのにぴったりなリキュールをご紹介します!
リキュールとは、ジンやウォッカといった蒸留酒に、①薬草(ハーブ、スパイス類)②果実(フルーツの果肉/果皮/果汁)③ナッツ・種子(フルーツの種子、豆類)④その他(卵、ヨーグルト、クリームなどのタンパク質や脂肪分)のいずれかの副材料を加えて、甘みなどを加えたお酒です。
最初におすすめするのは私が大好きな「パッソア」です。
フランスのリキュールで、パッションフルーツを使用したほど良い甘さとフルーティーさが特徴でソーダとの相性が抜群です。
ブラジル産の「イエローパッションフルーツ」で、品質の高いパッションフルーツを厳選してパッソアを作っているのだとか。
非常に飲みやすいリキュールで、ソーダ以外にもオレンジジュースやパイナップルジュースで割るのもおすすめです♪
2番目は、「コアントロー」で、こちらもフランス産。
オレンジの皮を蒸留酒に入れ、つけてできているので、オレンジの香りが芳醇で、ほのかな苦味が楽しめます。
アルコール度数は40度で、ウイスキーやウオッカと同じくらいの度数です。そのまま食前酒や食後酒として楽しんでもよいですし、お菓子に使われることも多いお酒です。
すっきりとした軽い口あたりなので、ソーダで割れば万人向けと言える味わいに。ソーダ割には少しレモンを絞るのもおすすめです。
3番目は、イタリア生まれの「ディサローノ アマレット」です。
アマレットのリキュールは色々ありますが、こちらは元祖であり王道の一品。
アマレットとはイタリア語で「ほんのり苦い」という意味だそうで、ティラミスの隠し味やパンナコッタなどデザート類にもよく使われます。主原料は杏の種の“杏仁”と呼ばれる核のような部分で、杏仁豆腐と同じ原料なんです。
ソーダ割にして、甘過ぎず、後味の良い杏仁の上品な甘さと香りを楽しみましょう。ジンジャーエールやミルクで割ってもとてもおいしいですよ。
炭酸のお酒と言えば、レモンサワーやチューハイ、ハイボールなどが定番ですが、たまには目先を変えてお気に入りのリキュールを見つけるのも楽しいですよ♪