【10月5日は「レモンの日」】今宵はレモンのお酒を楽しもう♪

【10月5日は「レモンの日」】今宵はレモンのお酒を楽しもう♪

10月5日は「レモンの日」です。

詩人・高村光太郎の「レモン哀歌」がレモンの日の由来なのだとか。

1938年10月5日に光太郎の妻・智恵子が肺結核のため亡くなったのですが、光太郎が持っていたレモンを病床でかじった智恵子がふと正気に戻り、微笑み、そのまま静かに息を引き取りました。

その最期の瞬間を詠ったのが「レモン哀歌」です。

悲しい場面ではありますが、詩が、妻の亡き後もレモンを飾ろうという言葉で締めくくられていることから、レモンが2人の愛情の象徴のようにも感じられます。

レモンの産地

お菓子にお料理に飲み物にと、私たちの生活に欠かせないレモンですが、原産地はインド東部のヒマラヤで、アラビア人によってスペインに伝えられ、ヨーロッパなどに伝播(でんぱ)したのだそうです。

現在(げんざい)ではアメリカ、イタリア、スペインなどが主産国です。

2019年の各国のレモン&ライムの生産量を調べてみると、1位がインド、2位はメキシコ、3位は中国でした。

日本はアメリカとチリから多くのレモンを輸入していますが、そのアメリカは8位、チリは17位でした。

レモンは寒さに弱いので、冬暖かく、夏に乾燥する地域が栽培地に適しています。

このため世界の一大産地にはイタリアやスペイン、南カリフォルニアなど冬季温暖・夏季乾燥の地中海性気候の場所が多い傾向にあります。

日本での栽培地はみかんなどの柑橘類の栽培地と同じく西日本のあたたかい地域ですが、なかでも特に上記の条件に合致している瀬戸内海地方で多く栽培されています。

レモンの島

では、日本で最もレモンが多く作られている場所をご存知ですか?

国産レモンの生産量は広島県が全国一で国内の5割以上を占めます。

県内では生口島と高根島の「瀬戸田レモン」と大崎下島の「大長レモン」の2つがあり、瀬戸田レモンの生産量は国産レモンの3割近くを占めます。

日本一の生産量を誇っているのは生口島という島です。

生口島と愛媛県今治市をつなぐ『多々羅大橋』。その生口島側のたもとに、一面のレモン畑が広がる「レモンの谷」があり、初夏には花、夏から秋は緑色の実、冬から春は黄色く色づいたレモンの姿が見られます。

また、島全体を美術館に見立てた『島ごと美術館』という展示もこの島の魅力の1つです。

美しい風景に17の野外彫刻が展示されていてアート巡りができるようになっています。

では、レモンを使った様々なお酒をご紹介していきましょう!

レモンのお酒①

最初のお酒は、広島県廿日市の中国醸造が手掛けるリキュール「レモンロックス」です。

瀬戸内ののどかな気候で育まれた瀬戸内レモンをふんだんに使用。

瀬戸内レモンは穏やかな酸味が特徴で、栄養が詰まった果皮まで食べられるレモンを使っているのだそうです。

私はシュワっとソーダ割りでいただきました。これぞリアルのレモンという感じで、とても自然なお味です。

フルーティで爽やか、そしてアルコール度数が低めなので、昼のみにもピッタリ!

白とレモンの木がとっても可憐なボトルも魅力。ギフトにもおすすめですね。

レモンのお酒②

次のお酒は、宝酒造が作る「産地の恵み 瀬戸田レモン」。

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やはり、瀬戸田勢強いですね!

瀬戸田レモンの果汁を使用したプレミアムなレモンチューハイです。

瀬戸田レモンは、防かび剤やワックス不使用で皮まで食べられるため、ピール感と爽やかな香り、そしてまろやかな酸味が楽しめる味わいに仕上げられています。

ゴクリといただいてみると・・なんてフルーティでしょう!搾りたてのような香りがとても華やか。

果肉の甘味も強く感じられ、さすがプレミアムです。

レモンのお酒③

最後にご紹介するのは、『リモンチェッロ ディ カプリ』です。

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リモンチェッロは南イタリアの代表的なリキュールです。

ミラノのレストランで、冷たーく冷やしたリモンチェッロをショットグラスに入れ、一気に飲み干し満足気な表情を浮かべていたイタリア女性を思い出します。

アルコール度数が30度と結構高いのですが、この一気飲みが私も好きになりそして癖になり、イタリアンのお店に行くとついついやってしまいます。

今回ご紹介するのはイタリア南部のカンパーニア州カプリ島の伝統的製法で造られたリモンチェッロ。

約200の契約農家からI.G.P.(保護指定地域表示)に認定されているソレント産フェッミネッロ種のレモンを厳選して購入。

着色料、香料、保存料は不使用。品質の高いレモンのフレッシュさが閉じ込められています。

厚い皮にエッセンスオイルを豊富に含む、酸味の少ないレモンから造られているのだとか。

甘味も果実味もアルコールもしっかりしていて、パンチのあるテイストです。デザートやフルーツにかけてもおいしいですよ。

カプリ島でよく見られるカラフルなタイルを思わせるラベルと、丸みを帯びたボトルデザインのセンスはイタリアならでは

日本のレモンのお酒にはないテイストですね。

空前のレモンサワーブームが未だ継続中ですが、どんなお酒になっても爽やかでおいしく仕上がる懐の深い素材レモン。

サワー以外にも様々に展開されているレモンのお酒を自分なりのスタイルで楽しんでみてはいかがでしょうか。

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