新年はこんにゃく料理で健康的にお酒を楽しもう

新年はこんにゃく料理で健康的にお酒を楽しもう

年末年始、おいしいお料理とおいしいお酒に酔いしれ、食べ過ぎた・飲み過ぎたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そんな方におすすめしたいこんにゃく料理とそれらに合わせたいお酒をご紹介します。

こんにゃくとは?

こんにゃくは、サトイモ科のこんにゃくいもからつくられる食物です。

こんにゃくいもの粉末と水をこねて、石灰水を混ぜて加熱してできる加工食品で、約97%が水分でカロリーがほとんどなく食物繊維が豊富です。

従って、整腸作用、便秘解消だけでなく、現代人の悩みである肥満や生活習慣病の予防・改善などメタボリックシンドロームに役立つことが明らかになっています。

こんにゃくの歴史

こんにゃくの原産地はインドシナ半島あたりと言われています。

日本にやって来たのは、縄文時代とも、仏教とともに中国からやってきたとも言われており、諸説あるようです。

こんにゃくは、はじめは医薬品ないしは間食用として貴族や僧侶の間で珍重されていましたが、それが一般に知られ常食化されはじめたのは、仏教が民衆の信仰として深く生活に根を下ろした鎌倉時代以降のようです。

室町時代は、こんにゃくを売る売り子の姿が路上で見られるようになり、精進料理にも使用されました。

江戸時代にさらに普及し、特に水戸藩では久慈郡を中心にこんにゃく栽培が奨励され、藩の専売とし江戸深川に蒟蒻会所を設けて販売されました。

同藩の中島藤右衛門がこんにゃく芋を乾燥して粉にすることを考案。

そのため水戸のこんにゃくは各地に売り出され名声が高まりました。

さらに、生芋の製粉化により、原料の貯蔵、遠方輸送が可能となって、こんにゃく産業の基礎が築かれました。

通販でお取り寄せできるこんにゃく

次に、通販でお取り寄せできる伝統製法で作られたこんにゃくやちょっと珍しいこんにゃくをご紹介しましょう。

最初のこんにゃくは、茨城県常陸太田市で作られる「幻の凍みこんにゃく」です。

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茨城県北部・久慈川沿いの山間部は、古くからこんにゃくの生産が盛んな土地です。

真冬の山から下りてくる冷たい北風と昼間の太陽でこんにゃくの自然乾燥・水掛・自然凍結を半月掛けて繰り返し行い、美味しさを凝縮。

1年のうち数ヶ月間しか製造できない貴重なもので、ほとんどの工程が手作業でなされる伝統の食品です。

凍みこんにゃくは水に浸してから茹でて、きんぴらやフライ、酢の物など様々なお料理に使うことができます。

あおのりやさきいかと共にかき揚げにすれば、ローカロリーながら満足感のあるおつまみが完成!

こちらには、おなじく茨城県の木内酒造が手掛ける「ネストビール ペールエール」をおすすめします。

【常陸野ネストビール】ペールエール Pale Ale 330ml【クラフトビール】【地ビール】【ビール】

エールの本場英国産のモルト、ホップをふんだんに使い、古式醸造法で仕込んだ、アロマホップの華やかな香りが特徴的なビールです。

麦芽の芳醇な旨味、ホップによるフローラルで爽やかな香りがたまりません!

定番のイギリス料理であるフィッシュ&チップスやタコ・イカなどのフライに通じるかき揚げとの相性は言わずもがなですね。

次の一品は広島の藤利食品が作る「子持ちこんにゃく」です。

子持ちこんにゃくは、ししゃもの卵が入った味付きのこんにゃく。

広島県湯来町の名産品で、魚卵のプチプチ&こんにゃくの弾力がユニークなおつまみです。

いくらや数の子もそうなのですが、魚卵は、白ワイン、赤ワイン、ビールと一緒に飲むと非常に生臭い風味が口と鼻に漂います。

その点、日本酒であれば生臭みは感じられず、米由来の旨味やコクが数の子の味わいを際立たせてくれます。

おすすめは広島県 相原酒造の「雨後の月 純米辛口 無濾過生原酒」です。

爽やかな香りがあり口当たりは軽快ですが、重厚でドシッとした骨太感のある辛口な味わいには迫力があります。

お燗にすれば魚卵の歯触りと、旨味・甘さをさらに際立たせてくれます。

次の商品は、同じ藤利食品の「いか墨こんにゃく」。


いか墨を練り込んだ、見た目も墨色の味付けこんにゃくです。

冷やして5~6ミリの厚さに切ってお刺身として食べても良し、揚げ物・焼き物・天ぷらにもぴったり。

こちらには、“海のワイン”と称されるイタリア マルケ州のモンテ・スカヴィーノ社が造る「ルヴィアーノ ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ クラシコ」を合わせてみてはいかがでしょうか?

イカスミの風味の大きな特徴の一つに、ヨード香(磯の香り)があります。そこで、ワインも同様に強めの磯の香りがあるものを選べば好相性という訳です。

イタリアワインには比較的磯の香りがあるものが多いですが、その中でも特におすすめしたいのがヴェルディッキオです。

ヴェルディッキオは、イタリア中部・アドリア海沿岸にあるマルケ州のブドウ品種。

ブドウが栽培される地区は特に海に近く、ワインにも潮の香りや、海の塩の苦みにも似たミネラルが感じられます。

酸味豊かですっきりとした辛口なので、魚介料理と相性が良く、イカスミにもしっかり同調してくれます。

今回は、少し珍しいこんにゃくをご紹介しました。

こんにゃく料理を味わいながら、ヘルシーにお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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