5月25日は【アフリカ・デー】その由来とアフリカにちなんだお酒をご紹介!

5月25日は【アフリカ・デー】その由来とアフリカにちなんだお酒をご紹介!

5月25日は「アフリカ・デー」です。

アフリカ・デーはアフリカ統一機構創設を記念する日で、1963年のこの日に発足しました。

アフリカ統一機構は、アフリカの統一と連帯の促進、独立の確保、人々の生活向上を目的として創設されました。

南アフリカ共和国を除くアフリカの全独立国31ヵ国により創られ、その後モロッコを除く全アフリカ諸国53ヵ国が加盟しました。

その後2002年(平成14年)7月にアフリカ統一機構を前身とする、アフリカ連合(African Union、略称:AU)が発足。

アフリカ諸国の政治的・経済的・社会的な統一を目指しており、エチオピアの首都アディスアベバに本部が置かれています。

アフリカの地理

アフリカは、赤道を挟んで南北8,000kmの広大な大地が広がる大陸です。

北部中央には世界最大のサハラ砂漠が広がり、サハラ砂漠の東には世界最長のナイル川が流れ、その沿岸には都市や農地が造成されています。

大部分は標高1,000メートル以上の高原・台地で、東部にはキリマンジャロなどの火山も見られます。

赤道付近にはコンゴ盆地があり、熱帯の森林が茂っています。

アフリカの歴史

紀元前に古代エジプト文明が栄えました。

しかしその後ヨーロッパ人の侵攻を受け、16世紀以降、ヨーロッパ人により多くの黒人たちが南北アメリカへ奴隷(どれい)として連れ去られました。

19世紀末までは、エチオピアとリベリアを除くアフリカのほぼ全域がヨーロッパ諸国の植民地でしたが、1950年代から続々と独立。

ただ、植民地の境界線がそのまま国境とされている場所もあり、現在も民族間の争いが存在する地域もあります。

アフリカの食文化

アフリカには、いもを使った伝統的な料理や、アジアやヨーロッパから伝わった小麦料理など様々な食文化があります。代表的な料理を挙げましょう。

クスクス

クスクスは、世界最小のパスタと言われ、原料はデュラム・セモリナ(小麦粉)です。

モロッコやチュニジアなど北アフリカに住んでいたベルベル人が主食にしていたのだとか。

スープやサラダ、煮込み料理の付け合わせなどに使われ、ヨーロッパやブラジルなど世界各地に広がっています。

タジン

タジンという煙突のような蓋の陶器製の鍋で肉や野菜に香辛料をかけて蒸し煮にするモロッコの郷土料理で、アルジェリアやチュニジアでも食べられます。

ブリック

春巻きや揚げ餃子のような包み揚げで、チュニジアの料理。フィリングは卵やじゃがいも、ツナなどがメジャー。

レモン果汁をかけ、少しスパイシーなハリッサペーストを付けていただきます。

ボボティ

ひき肉にシナモン、ターメリック、ナツメグなどのスパイスを加え、アーモンドや卵黄をかけて焼きあげる、ミートローフのような南アフリカの料理です。

お肉とスパイスが渾然一体となったおいしさがたまりません!

アフリカのお酒

アフリカでは、ビールやワインといったお酒も造られていますが特有のものもあり、伝統的な酒としては、特に椰子酒、バナナ酒、ハニーワイン、サトウキビ酒などが知られています。

では、実際に日本で購入できるお酒をご紹介していきましょう!

キュヴェ・デュ・プレジデント・ルージュ

最初のお酒はアルジェリアの赤ワイン「キュヴェ・デュ・プレジデント・ルージュ」です。

1968年設立のアルジェリアの国営企業アルジェリアワイン生産公社が生産・輸出販売を行っています。

カベルネ・ソーヴィニヨン由来のミントの様なハーブの香りがほんのりと感じられ、しっかりとした骨格があります。

そこにメルロー滑らかさ・甘味、シラーのスパイシーなニュアンスなどがミックスされ、バランスの良いフルボディのワインに仕上がっています。

ミュスカ・セック・ド・ケリビア

次のお酒はチュニジアの白ワイン「ミュスカ・セック・ド・ケリビア」。

「ぶどうの女王」と呼ばれるアレクサンドリア・マスカットを100%使用した辛口白ワインです。

マスカットの華やかな風味がありつつもスッキリ辛口の味わいで、食中酒にもぴったり。

フランス醸造技術者協会主催のコンクール「ヴィナリーインターナショナル」で過去に金賞・銀賞を獲得したハイクオリティな1本です。

マサイ族に伝わるレシピで造られたビール「モンゴゾ バナナ」

次はビールです。

「モンゴゾ バナナ」は、「mbege」と呼ばれるケニアとタンザニアのマサイ族の人々に伝わる伝統的レシピに基いてベルギーのヒューグ醸造所が造ったビール。

大麦麦芽、小麦、オレンジピール、コリアンダーを使用したホワイトエール・スタイルに、バナナを加えたイメージです。

ガーナのバナナをフェアトレードで仕入れて使用。

バナナの香りと味が絶妙にミックスされ、軽い酸味と苦味がバランスよくまとまっている唯一無二のビールです。

アフリカの蒸留酒「ブッハ・オアシス」

次にご紹介するのは、「ブッハ・オアシス」。

チュニジア特産のいちじくを使った蒸留酒です。

ブッハ・オアシス 100ml BOUKHA OASIS世界的に有名なチュニジア特産のいちじく蒸留酒

アルコール度数は36度と高めですが、自然な甘さといちじく由来のフルーティーな風味で飲みやすいスピリッツ。

ストレートでもカクテルでも美味しく、フルーツサラダの香りづけに使われることも!

上品で優雅な味わいに、虜になる人も多いお酒です。

アフリカ・デーには、今まで味わったことのない、アフリカにちなんだお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?

今日は何の日カテゴリの最新記事