【5月13日はカクテルの日】ビアカクテルを気軽に楽しむ

【5月13日はカクテルの日】ビアカクテルを気軽に楽しむ

5月13日はカクテルの日


今日5月13日は「カクテルの日」です。
1806年、アメリカ・ニューヨークの『バランス・アンド・コロンビア・リポジトリ』(The Balance and Columbian Repository)という新聞に「カクテル」という言葉が初めて登場しました。
その翌週の5月13日号に、読者からの問い合わせに対して「カクテルの定義」が初めて文書化され、これを記念してアメリカでは5月13日が「カクテルの日」(World Cocktail Day)として広く知られるようになりました。

日本では2011年に日本バーテンダー協会(NBA)、日本ホテルメンバーズ協会(HBA)、プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)、全日本フレア・バーテンダーズ協会(ANFA)の4つの団体により制定されました。カクテルをもっと気軽に楽しんでほしいという思いから、毎年イベントなどが開催されているのだとか。

カクテルとは?

「カクテル」とは、ベースとなるお酒に、他のお酒やソーダ、ジュース(果物や野菜の汁)などを混ぜてできるアルコール飲料のこと。最近では、ノンアルコールカクテルといったジャンルもありますよね。
そのため、世界中の人々が我流で作り出すものを含めれば、カクテルのレシピは無限に存在するといえます。

カクテルは提供されてから飲み切るまでの時間で、2種類に分類されます。
1つは、ショート・カクテル。アルコール度数が高めで、カクテル・グラスなど脚のついたグラスに注がれることが多いカクテルです。時間の経過により味が変わりやすいのも特徴です。
もう1つはロング・カクテルで、時間をかけて味わうカクテルです。
氷を入れたコールド・カクテルと熱湯やホットミルクなどを加えたホット・カクテルの2種類があります。

カクテルのスタイルいろいろ

ロング・カクテルには材料や製法などによってさまざまタイプが存在します。いくつかのタイプをご紹介します!


■ハイボール
日本ではウイスキー&ソーダがポピュラーですが、あらゆるお酒をベースとし、ソーダ水だけでなくジンジャーエール、トニックウォーター、コーラなど様々なもので割るカクテルです。

■サワー
サワーは、スピリッツをベースに、柑橘系果汁と砂糖を加えたスタイルのカクテル。
原則的に炭酸飲料は使用しませんが、今やなじみのあるサワーは炭酸を使っていますね。

■スリング
スピリッツに、レモンジュースと甘みを加え、水または炭酸系のソフトドリングを加えるカクテル。
シンガポール・スリングというカクテルが有名です。

■フィズ
主としてジンがベースとなっており、ソーダ水の炭酸ガスが立てる「シュッ!」という音に由来しているといわれています。

■ジュレップ
マドラーでミントの葉を潰しながら、砂糖を解かし砕いた氷を詰めお酒を注ぐカクテル。
ジョージア・ミント・ジュレップというカクテルが有名です。

■ミスト
ロックグラスに細かく砕いた氷を入れて作るカクテル。
ミストとはグラスの表面がミスト=霧状になった様子を表しており、ウイスキー・ミストがよく知られています。

■クーラー
モスコー・ミュール、ワイン・クーラーなど、スピリッツやワインに柑橘系のジュースを加え、炭酸飲料で割ったものです。

■コリンズ
このカクテルの生みの親イギリス人、ジョン・コリンズ氏にちなんで命名された、スピリッツにレモンジュースと砂糖、ソーダを加えるカクテル。

■リッキー
スピリッツ、ライムまたはレモン、ソーダ水が基本のカクテル。
アメリカのワシントンD.C.にあったレストラン&バー『シューメーカー』で、常連客だったカーネル・ジョー・リッキー氏がライウイスキー・ベースで考案し、当初は彼の名にちなんで「ジョー・リッキー」と呼ばれたのだとか。
ジンベースの「ジン・リッキー」が最も広く知られています。

■フローズン
ミキサーで砕いた氷と材料を混ぜて、シャーベットにしたカクテル。

それでは、これからの季節、家飲みに大活躍のビールや発泡酒を使ったビアカクテルをご紹介します!

ビアカクテル① シャンディガフ

ジンジャーエールとビールを1:1で混ぜたカクテル。苦めのビールと辛めのジンジャーエールを組み合わせることでコクが出てより美味しくなります。
ちなみに、私は自分が常備している「スーパードライ」と、「カナダドライ プレミアジンジャーエール」で作りました。

ドライ&ドライなので、余計な甘みがなく、しかも生姜の刺激が心地よく、とっても爽やかでした!

ビアカクテル② レッドアイ

トマトジュースにビールを1:1の割合で加えると出来上がり。
トマトジュースの赤色が美しく、こしょうやレモンの薄切りやセロリを添えてもおいしいですよ♪

ビアカクテル③ オレンジビア


ビールにオレンジキュラソーを加えた自作のカクテルです。ビールにカシスリキュールを加えるカシスビアからヒントをもらいました♪
しかも、リーズナブルに発泡酒「本麒麟」と、自宅で使っている製菓用のオレンジキュラソーを使いましたが、想像以上に美味しかったです。
いつもの発泡酒にオレンジの華やかな風味と果皮を思わせるほのかな苦みが加わりました。
ちょっと気分を変えたいときにおススメです。

ビアカクテル④ ブラック&ホワイト

黒ビールと牛乳を2:1で混ぜ、ガムシロップで甘みを加えたカクテル。
今回は「サッポロ エビス プレミアムブラック」で作ってみましたが、黒ビールのしっかりとしたコクと苦みに牛乳のミルキーさが交わり、まるでキャラメルのような香ばしさときめ細かな泡のクリーミーさを堪能することができました!

ビアカクテル⑤ ドッグノーズ

ジンとビールを1:2で混ぜたアルコール度数の高いカクテルです。
ドッグス・ノーズとは、「犬の鼻」を意味し、その名前の由来は、18世紀ヴィクトリア朝時代、イギリスの小説化チャールズ・ディケンズが小説の中に登場させたのが始まりです。
その名の通り、犬の鼻のように黒くて、濡れているからなのだとか。
私は、スーパードライと「ギルビージン」で作りました。

ジンの豊かな風味とビールの炭酸・苦味が心地よく、ビールが苦手でも飲みやすいかもしれません。
しかし度数はビールの3倍程度になるので、飲みすぎには気を付けましょう!

カクテルと聞くと、なんだか気取った感じだったり、難しそうな感じもあるかもしれません。
でも、ビアカクテルならいつも飲んでいるビールや発泡酒に少しだけリキュールやハードリカー、その他果汁などをちょい足しするだけで、バリエーションは無限大!
自分好みのアレンジが可能なんです。

この夏、様々なカクテルを試して自分好みの1杯を完成させてみてはいかがでしょうか?

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