秋を告げる花・キンモクセイ+白ワイン、楊貴妃も愛した桂花陳酒
爽やかな風が心地よい今日この頃。秋らしいお酒が呑みたいなと思ってた折に、ふわっと漂ってきたあの香り。秋を告げる花、キンモクセイが、都内でもちらほら咲きはじめました。
というわけで、今宵のお酒は「桂花陳酒(ケイカチンチュウ)」をセレクト。
桂花陳酒は、杏露酒(シンルチュウ)と並んで居酒屋で見かけることもありますが、キンモクセイの花びらとつぼみを漬け込んだお酒ってご存知でした?
桂花陳酒とは…
桂花とはキンモクセイのこと。香り高いキンモクセイの花を良質の白ワインに3年間漬け込みました。桂花陳酒はかの楊貴妃もこよなく愛したと言われます。透き通った琥珀色の白ワインに、キンモクセイが優雅に香る、さわやかな味わいをお楽しみください。(ラベル引用)
初秋の夜の桂花陳酒。さあ、どうやって呑もう───♪
1本で5通り!?好きな呑み方を見つける楽しみ♪
梅酒のようなワインのような、甘い口当たりの桂花陳酒に妄想がふくらむ。これはストレートで呑むのはもちろん、ロック、ソーダ割にしても美味しそう。これからの季節、心も体もあったまるお湯割にもしてみたい。そうだ、この甘みを活かして、ゼリーにするのも試してみようか。
思いつく限り、あのテこのテで桂花陳酒を呑んでみた!
【ストレート】
呑む前にぜひ香りを楽しんで♪いい匂いの美人みたい、女性的な華やかな香り。アルコール度数は、ワインの平均アルコール度数(約13%)よりちょっと高く、15%と日本酒並みなので、口に含むとツンとくる刺激があるけれど、甘い余韻が楽しめる。食前酒にちょうどいい。
【ソーダ割】
市販の炭酸水で割っただけなのに、まるで違うお酒になったみたい。甘みやアルコール分が薄らぎ、フルーティーでかろやかな味わい。友達とわいわい食事しながら、ごくごく呑みたい。さっぱりしているから、合う料理はやっぱり中華料理か。と言っても、フカヒレやエビチリなど高級料理ではなく、餃子、シュウマイなど気兼ねの要らない中華と相性がよいはず。食が進みそう!
【ロック】
冷えてる分、鼻から入る香りは減るけれど、甘みがさわやかで、誰にでも好まれる呑み方かも。食後、「友達ともう少しおしゃべりしたいな」なんてときに手元に置いておきたい、そんなお酒。
【ゼリー】
お鍋に水200cc、白砂糖または人口甘味料大さじ3杯を沸騰させ、火から下ろす→ゼラチンを5g入れて混ぜる→タッパなどの容器に入れる→桂花陳酒100ccを入れて混ぜる→粗熱がとれたら冷蔵庫へ。
固まり具合がゆるいので、崩してお皿に盛るのがオススメ。
おもてなしのデザートとして喜ばれそう。また、自分へのご褒美デザートとして冷蔵庫に常備しておくのもいい。
【お湯割】
アルコールの刺激がやわらぎ、香りも味もまろやかになる。家でくつろぎながら、ゆったり呑みたいお酒。
1本のお酒で、5通りの呑み方が楽しめて、それぞれに美味しくいろんな表情を見せてくれた桂花陳酒。
さて、あなたはどうやって呑みますか?
好みの呑み方を見つけて思わず顔がほころぶ、そんな素敵な秋の夜になりますように♪
商品名:桂花陳酒(ケイカチンチュウ)<麗白(リーパイ)>
甘味果実酒
アルコール分:15%
輸入業者および引き取り先:宝酒造株式会社
容量:500ml
参考小売価格:738円(税別)
産地:北京市