3月23日は世界気象デーです。
1950年3月23日に世界気象機関条約が発効し、WMO(世界気象機関)が発足したことから記念日として制定されました。
WMO(世界気象機関)って何してるの?
WMOは本部をスイスのジュネーブに置いている国際連合の専門機関の1つで、気象観測、通信、気象情報の利用(台風、防災など)気象監視や予測など気象や気候、水に関する情報を提供しています。国際間で情報を交換し合うことで全世界の気象データを途切れることなく供給しています。
現在地球規模で異常気象が発生していることからも、世界各国で気候変動対策が重要となっています。
気象の名前のついたお酒
お酒の銘柄の名前には「晴れ」や「雨」、「嵐」など気象の名前のついた銘柄が数多くあります。お酒は自然の恵みを活かして作るものでもあるため、そんな名前をつける蔵元も多いそうです。
そんな気象の名前のついたお酒を紹介します。
晴耕雨読|佐多宗ニ商店
佐多宗ニ商店の看板商品である晴耕雨読は芋焼酎好きは聞いたことのある銘柄です。
晴耕雨読(せいこううどく)とは、「晴れた日は外で田畑を耕し、雨の日は家で読書をする」といった意味です。
晴れた日は外で体を使って汗をかきながら作物を育てることができ、雨の日は本を読むことで頭を使える喜びを味わえる、そんな生活が人間にとっては理想的な生活だと伝えています。
お米を炊いた時のような香りと微かにカカオの香りが漂います。口に含むとさつまいもの甘味が感じられつつ、酸のキレが心地良いです。米焼酎を少しブレンドしているため、芋の風味が抑えられた飲みやすい味わいです。
自然酒 雨酒|山名酒造
自然酒とは山名酒造特有の銘柄で自然の恩恵をいっぱいに受け、育て上げた米を使って作り上げた酒を表しています。
雨酒は品種改良されていない品種を有機無農薬栽培することで全国にファンを持つ山崎農園が徹底管理して栽培した雄町米を使っており、甘美な香りと厚みのある旨味、鮮やかな酸が波打ち、深く長い余韻に展開していく純米大吟醸の日本酒です。
天吹 純米大吟醸 りんご酵母|天吹酒造
天吹酒造は嵐の大野智さんが紅白歌合戦の取材で訪れた酒造です。今や嵐ファンの聖地ともなっており、酒蔵見学に訪れるファンも後をたたないそうです。
佐賀県で300年の歴史を持つ天吹酒造は背振山のまろやかな伏流水や花からの贈り物「花酵母」を使った自然の恵みを活かした優しいお酒を使っています。天吹純米大吟醸りんご酵母はりんごの花酵母で醸した純米大吟醸で、旨味と酸味が特徴のジューシーでフルーティーな味わい。
食中酒として楽しめる日本酒です。
まとめ
食べ物もそうですが、お酒も自然の恵みを活かして作られたもの。晴れてばっかりでもダメだし、雨ばっかりでは作物は育たないしと考えると気候も重要ですよね。
今宵は気候や自然を感じながらお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。