鳥取名産の長芋「ねばりっこ」の美味しい食べ方と合わせたいお酒を紹介

鳥取名産の長芋「ねばりっこ」の美味しい食べ方と合わせたいお酒を紹介

「ねばりっこ」という長芋をご存じですか?

鳥取県の園芸試験場で開発育成された新種の長芋で、10月上旬~12月下旬とちょうど今の時期に旬を迎えています。

そこで今回は、「ねばりっこ」の特徴やおいしい食べ方やそれらに合わせたいお酒、そして「ねばりっこ」を原料にして造られたお酒もご紹介します。

長芋・山芋・自然薯、どう違う?

まず、長芋と同じように粘りがある芋に山芋や自然薯もありますが、それらと長芋にはどんな違いがあるのでしょうか?

まず、「山芋」とは「ヤマノイモ科」に属しているイモの総称です。

特に日本原産のものを示し、「自然薯」も山芋の分類に入り、諸説ありますが、「日本の山に自然に生えているイモ」だから「自然薯」と呼ばれているのだとか。

それに対し「長芋」は、主に中国などから渡ってきた外来種と考えられています。

山芋も長芋も、栄養価には大きな違いはなく、たくさんの消化酵素が含まれています。

これらの消化酵素には、タンパク質の代謝を助ける働きがあり、栄養の吸収率がアップ!

また、抗ウィルス作用で、細胞の活性化や老化防止といった効果も期待できます。

「山芋」に分類されるものは粘りが強く、「長芋」は水分が多く山芋に比べると粘り気は少なめです。

「ねばりっこ」とは?

長芋の中でも、「ねばりっこ」は、北条砂丘が広がる鳥取県北栄町特産の品種です。

「砂丘ながいも」と粘りの強い「いちょういも」をかけあわせて開発され、シャキシャキ感が味わえ、長芋の中でも粘りと甘みが強いのが特徴です。

通常の長芋よりも小ぶりですが、折れにくい性質があります。

また、タンパク質や炭水化物といった栄養素が砂丘ながいもの2倍近く含まれ、リンや鉄、食物繊維などもバランスよく含まれてます。

続いて、ねばりっこのおすすめの食べ方と合わせたいお酒をご紹介していきましょう!

「ねばりっこ」のおいしいアレンジ①

最初にご紹介するのは、ねばりっこのポテチです。

厚さ1.5~2mm位にスライスして水にさらし、180度の油で素揚げして塩をかければ完成!

さくさくとした食感の中に甘みとコクを堪能できて、おいし~♪

大山Gビールヴァイツェン

こちらに合わせたいのは、同じく鳥取の久米桜麦酒が造る「大山Gビールヴァイツェン」です。

「大山Gビールヴァイツェン」は、国立公園大山(だいせん)の麓、標高300mに位置する位置に湧きあがった大山の伏流水を源水とし、丹念に仕上げられたビール。

なんと、イギリスで開催されたワールド・ビア・アワード2011を受賞した実績のある実力派です。

「ヴァイツェン」の香りはバナナの他にクローヴなどに例えられ、じゃがもに比べて土っぽい風味・滋味豊かなねばりっこのチップスには、華やかでフルーティーな香りのビールがぴったりです。

「ねばりっこ」のおいしいアレンジ②

次にご紹介するのは、「磯辺揚げ」です。

こちらも作り方は超簡単!

擦ったねばりっこを八つ切り程度の焼き海苔の手前にのせて巻いて包み、海苔の端に芋を少々塗って留めます。

それを170℃の油で表面がカリッとなるまで揚げたら完成です。

海苔の磯の風味とお芋の滋味がとってもよく合います。

冨玲 特別純米酒

こちらに合わせたいのは、ねばりっこの故郷北栄町の蔵元・梅津酒造の「冨玲 特別純米酒」です。

梅津酒造の創業は慶応元年。

創業時から伝承されてきた酒造りの心技、手間を惜しまず全ての行程を手造りで行う、その一途な姿勢を今なお貫いています。

「冨玲 特別純米酒」は、日本酒度+9.5度の辛口ですが、程よく熟成が進んでおりまろやか。

舌を転がる丸みと力強さと熟成による深みのある旨味が上品に表れています。

グルタミン酸やイノシン酸などの旨み成分が含まれている海苔は、日本酒の旨みと相性抜群です!

「ねばりっこ」のおいしいアレンジ③

最後のお料理は、「ねばりっこステーキ 醤油バターソース」。

輪切りにしたねばりっこを、ニンニクみじん切りで風味づけしたバターで焼き上げ、焼き色がついたら醤油や酒、砂糖で味付けし、ねぎや海苔を散らせば出来上がりです。

ほくほくとした食感と甘みにバター醤油がマッチして至福の美味しさです。

こちらに合わせたいお酒は、地元ワイナリー・北条ワイン醸造所の「砂丘赤」。

砂丘赤

created by Rinker
¥3,720 (2022/12/09 04:51:47時点 楽天市場調べ-詳細)

北条ワイン醸造所は、1944年創業の中四国・九州地域では最古の歴史をもつワイナリーです。

「砂丘赤」は、2005年に収穫した自家ぶどう園産カベルネ・ソーヴィニヨン種を使い、フレンチオークの樽でじっくりと熟成させた赤ワイン。

しっかりとした渋味、酸味が豊かでバランスが良く、心地よい樽の香りを感じられます。

樽熟成による木樽の風味は醤油の風味と同調し、空気に触れて酸化したことによる風味がステーキの香ばしさと同調するため、共通項が増え、マッチングしやすくなります。

「ねばりっこ」で造られたお酒

そして、なんと「ねばりっこ」で造られたお酒もあります。

白兎古譚 白ラベル

「白兎古譚 白ラベル」です。

「ねばりっこ」を原料に70%以上も入れて仕上げており、鼻をスッと抜けるとても芳醇な味と香りが特徴的です。

白ラベルは飲みやすい25度で、ほかに原酒の黒ラベル(30度)もあります。

芋の甘味・コクを存分に楽しめる1本です。

味覚の秋、長芋の産地が研究に研究を重ねた長芋の傑作とも言える「ねばりっこ」を一度お試しになられてはいかがでしょうか♪

コラムカテゴリの最新記事