【12月27日は寒天発祥の日】その由来と寒天を使ったヘルシー料理とおすすめの日本酒を紹介

【12月27日は寒天発祥の日】その由来と寒天を使ったヘルシー料理とおすすめの日本酒を紹介

12月27日は寒天発祥の日です。

京都・伏見区御駕籠町で、島津藩に寒天のもととなる初めてのところてんが献上されたのが、現在の暦でいう12月末だったといわれ、献上の地となった伏見(243)の語呂合わせで、(24+3=27)とし、12月27日を記念日としています。

京都・伏見を寒天発祥の地として広め、後世に伝えていくことを目的としています。

そもそも寒天とは

寒天は、日本で発明され、発展してきた食品のひとつで、食用としてはもちろん、海外でも医療やバイオテクノロジーなどにも用いられており、テングサやオゴノリなどの粘質液を凍結・乾燥して作ります。

つるつるとした食感の寒天は、乾燥寒天を水に浸し、沸騰させたものを冷やすと出来上がります。

元は海藻ということもあり、食物繊維が豊富で、ほとんど消化吸収されないため、ローカロリー食品としても知られています。

同じように食材を固めるものにはゼラチンが挙げられますが、寒天のほうが凝固温度が高く、固まりやすくて溶けにくいため、さまざまな料理に使われています。

そのほとんどが炭水化物ということもあり、みかん果汁などの酸の強いものを加えると固まりにくい性質があります。

ところてん、あなたの地域はどう食べる?

寒天を使って最初に作られたのがところてんだったわけですが、このところてんという食べ物、地域によって食べ方が違うのをご存知でしょうか。

関東地方では酢醤油でさっぱりといただくのがポピュラーな食べ方です。

そのため、どちらかというと副菜の1品として食べたり、軽食として食べることが多いといえます。

一方、関西地方では黒蜜を使って食べるのが一般的です。

どちらかといえば、くずきりと同じように、甘いおやつとして食べられています。

また、中国・四国地方ではだしやめんつゆとともにいただくことが多く、やはり副菜の1品として食べるようです。

海藻の香りはありますが、クセのないニュートラルな食材でもあるので、食べ方がいろいろと出来るのも寒天のいいところです。

パーティー料理にも使える寒天

火にかけて煮溶かし、食材を固めるのにも使える寒天は、野菜やハムなどを寒天寄せにしたりすると華やかなパーティー料理にも使えます。

牛乳とみかんのシロップ漬けを使った牛乳寒天は、家庭でたっぷり楽しめるデザートとしても。

日本酒やリキュールをたっぷり使った寒天ゼリーを作って、お酒と一緒に楽しむのもいいかもしれません。

また、加賀料理には「べろべろ」という溶き卵の寒天寄せがあり、婚礼のときやお正月などに食べられています。

糸状の寒天を水にくぐらせて水気を絞り、サラダに使ってもおいしく、料理法を変えると華やかな時季の食卓にもぴったりです。

カロリーも低く抑えることが出来るので、体重が気になる人にもおすすめです。

テングサの香りと合わせる、おめでたい日本酒

寒天もいいものを選ぶと、原料となるテングサの香りが豊かで、海藻ならではのヨードのような香りを楽しむことが出来ます。

そんな寒天を使った料理を合わせるのであれば、やはり日本酒がぴったりと来ます。

静岡県で造られている「開運 特別純米酒 祝酒」は、お米のうまみが和食とよく合う、やわらかな口当たりの日本酒です。

雑味のない、キリッとした辛口で、純米酒ならではの深いコクのあるお酒は、冷やしてもぬる燗でもおいしいのがうれしいところ。

名前もおめでたいですが、ラベルには縁起物の熊手が描かれ、お正月の華やかな席にぴったりのお酒です。

自宅で飲むのはもちろん、年始のご挨拶に持っていくお年賀に使うのも気が利いていていいかもしれません。

寒天を使ったヘルシーな料理で、年末の疲れた胃袋を癒やしつつ、おいしいお酒をいただきたいものですね。

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