【11月8日はいい泡の日】その由来といい泡の日におすすめのお酒をご紹介

【11月8日はいい泡の日】その由来といい泡の日におすすめのお酒をご紹介

11月8日は「いい泡の日」です。

山梨県の小淵沢町にある、自然の力を活かした化粧品や健康商品の研究・製造・販売を手がけるアルソア本社株式会社により制定されました。

日付は「いい(11)あわ(8)」(いい泡)と読む語呂合わせに由来しています。

同社の水とミネラルにこだわったスキンケアシリーズの石けん「アルソア クイーンシルバー」の泡はモコモコ、ふわふわで、きめ細かく弾力があります。

それにより肌に負担をかけずに汚れを落とすことができるとアピールするために作られたのだそうです。

美しさの追求に終わりはなく、美容の世界ではクレンジングから洗顔、保湿やアンチエイジングまで、日々進化をし続けています。

ここ数年で、毛穴の汚れやメイクを浮かせて落とす泡タイプの洗顔料がかなりメジャーになりましたよね。

ところで、お酒の世界で「泡」と言えばやはりシャンパン!

お祝い事や年末年始のパーティ―シーズンには欠かすことのできない存在ですよね。

今回は、王道シャンパンとリーズナブルなスパークリングの2種の「泡」をご紹介します。

やっぱり美味しい!やっぱりシャンパン!

まず、シャンパンとスパークリングワインの違いについておさらいしましょう。

スパークリングワインとは、3気圧以上の炭酸ガスを含んだ発泡性のあるワインを総称した呼び名です。

1~2.5気圧のワインは弱発泡性、0.5~1気圧のワインは微発泡性と分類されるため、一般的にスパークリングワインは強発泡性です。

そして、シャンパンはスパークリングワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方で作られる発泡性ワインを指します。

シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインの中でもAOC法と呼ばれるフランスのワインに関する法律で定められた厳しい条件をクリアしたもののみが、シャンパンと名乗ることができます。

主な条件は2つあります。

1つ目は、白ぶどうはシャルドネ、黒ぶどうはピノ・ノワールとピノ・ムニエだけを使用しなければならないことです。

2つ目は、製造方法は瓶内で二次発酵させて作る方法のみであることです。

醸造した通常のワインを瓶に詰め、そこに糖分と酵母を加え、瓶内で酵母が糖を分解することによって、炭酸ガスとアルコールが発生。

ゆっくりと時間をかけて発酵・熟成させることで、きめ細かい泡が立つスパークリングワインに仕上がります。

この製造方法は、シャンパーニュ方式、トラディショナル方式とも呼ばれ、工程が多く、手間とコストがかかる方式のため、販売価格も高くなると言われています。

泡を瓶内に注入しているわけではなく、瓶の中で泡を発生させることで、液体に溶け込むように小さく繊細な泡が造られます。

泡は持続性があり、味わいはクリーミーでエレガント。

価格にも納得の高品質な味わいに仕上がります。

私のおすすめシャンパンは、超王道ではありますが「ヴーヴ クリコ ポンサルダン イエロー ラベル」です。

並行 ヴーヴ クリコ ポンサルダン ブリュットNV イエロー ラベル ( 泡 白 ) シャンパン シャンパーニュ [J] [tp]

1772年の創業以来、2世紀以上も変わることなく真のラグジュアリーブランドとして人々を魅了するそのスタイルは、シャンパーニュ地方で今もラ・グランダム (偉大な女性)と呼ばれるマダム・クリコの「品質はただひとつ、最高級だけ」という信念を継承しています。

グラン・クリュ、プルミエ・クリュを主体に50~60にも及ぶ異なる畑のブドウがブレンドされ、貯蔵庫醸造期間(黄色ラベルの場合、最低3年)を経て、メゾンを代表するスタンダード・キュヴェが完成。

果実味と伸びやかな酸があり、他のどのシャンパンとも異なる「また飲みたい」と思わせる味わいを確立しています。

世界各地のスパークリングワイン

シャンパン方式以外には、大容量のタンクの中で発泡性ワインを大量に造る「シャルマ方式」や、スティルワインの入った瓶やタンクに、直接炭酸ガスを注入する「炭酸ガス注入方式」といった製造方法が知られています。

世界中のワイン産地には、フランス・アルザスのクレマン、ドイツのゼクト、イタリアのスプマンテなど様々なスパークリングワインがあります。

ドライタイプのスプマンテ

スプマンテはシャンパンに比べ、比較的リーズナブルなものが出回っています。

おすすめスプマンテは、ヴァンジー二の「ピノ・ネロ スプマンテ エクストラ・ドライ」です。

スプマンテって、甘口のものが多い印象がありますが、こちらは和食などとも相性の良い辛口スプマンテです。

ヴァンジーニは1890年創業以来、代々家族で経営を行っている生産者です。

北イタリア、ロンバルディア州でピノ・ネロ種を栽培。長期間の醗酵方法『シャルマ・ルンゴ方式』も用いて9ヶ月間の二次醗酵を行い、複雑な味わいとシャルマ方式の特徴であるフレッシュ感の両方を兼ね備えたスプマンテを生産しています。

西洋ナシやリンゴを思わせる爽やかで穏やかな香りが特徴。

味わいはピノ・ネロ種ならではのエレガントさと辛口仕立ての旨みがあります。

アフターな眺めで繊細かつ豊かな余韻が楽しめます。

日本のスパークリング

日本ワインにも、もちろんおいしいスパークリングがあります!

丹波ワインの「てぐみデラウェア」です。

初めて口にした時は、デラウエアの葡萄そのものの香りや白桃やリンゴや柑橘系などの果実香に驚きました!

微かに香るミントやセルフィーユのハーブ香がすがすがしさを与えています。

アタックに発泡の「シュワシュワ」が心地よい印象があり、爽やかな酸味が口の中に広がる軽くて飲み易い辛口ワインです。

ホームパーティーに、頑張った自分へのご褒美に、是非お好みの「泡」を見つけてみてください。

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