フレーバードウイスキーを、スーパーや酒販店でよく見かけられるようになってきました。
フレーバードウイスキーは、ラベルに「ハニー」や「アップル」などと記載されているウイスキーのこと。
甘い味わいと糖質の少なさ、そしてリーズナブルな価格でお酒初心者や女性から高い人気を得ています。
楽しみ方と一緒におすすめのフレーバードウイスキーを紹介します。
フレーバードウイスキーとは?
フレーバードウイスキーとは、ウイスキーにハチミツやリンゴなどの味や香りを加えたウイスキーです。
18世紀頃のアメリカでは、質の悪いバーボンに果汁や糖分などを加えて飲んでいた資料が残っており、現在販売されているフレーバードウイスキーの大半もアメリカンウイスキー。
香味が加わっているため、日本ではリキュールとして販売されていますが、年々種類が増えており人気の高さがわかります。
フレーバーウイスキー人気の理由は甘い味わいと低糖質
従来のウイスキーとフレーバードウイスキーの違いは、口に含んだ時にフレーバーが前に出てくるかどうか。
フレーバードウイスキーは、甘みのあるフレーバーを感じやすく、ウイスキーに対して苦手意識のある方でも飲みやすいのが特徴。
さらに糖質ゼロのウイスキーがもとになっている点も魅力です。
「甘いお酒=糖質たっぷり」というイメージを覆し、ダイエット中の方でも罪悪感なく甘いお酒を楽しめます。
フレーバードウイスキーは度数が低くて飲みやすい
ウイスキーのアルコール度数は一般的には40~60%なのに対して、フレーバードウイスキーの度数は20~35%と低め。
炭酸水や水で割って飲むのはもちろん、ストレートでも楽しみやすくなっています。
さらに甘い味わいが、アルコールの苦味を打ち消して、飲みやすさに拍車がかかっています。
お酒の苦味やアルコールのトゲトゲしさが気になっている方でも、抵抗なく飲めるのが魅力です。
フレーバードウイスキーの楽しみ方とは?
フレーバードウイスキーは甘い味わいで飲みやすいですが、アルコール度数は20~35%とビールやチューハイに比べると高いのは確か。
悪酔いしてしまう心配をされている方もいるのではないでしょうか。
そこでアルコール度数を低くしつつ甘い味わいを堪能できる方法を紹介します。
甘みを楽しみやすい「ロック」
さっぱりと楽しめる「ハイボール」
おしゃれに楽しむには「カクテル」
飲みやすさNo.1「チルドショット」
禁断の楽しみ方「バニラアイスにかける」
楽しみ方1.甘みを楽しみやすい「ロック」
氷で冷やしてアルコールの刺激をおさえつつ、フレーバーの濃厚な甘みを楽しめます。
徐々に氷が溶けてフレーバードウイスキーが薄まり、フレーバーの香りと味わいが変化する様子を味わいたい方にもぴったり。
甘みが強く、口内のベタつきが気になる方はきゅうりの浅漬けをおつまみにどうぞ。
フレーバードウイスキーの甘さで支配された口内が爽やかになります。
楽しみ方2.さっぱりと楽しめる「ハイボール」
ハイボールは、乾杯や食中酒としてフレーバードウイスキーを楽しみたい方にぴったり。
フレーバードウイスキーの濃厚さが薄れ、食事の味わいを損ねる心配もありません。
ジムビームやジャックダニエルなどのアメリカンウイスキー銘柄には、炭酸水のかわりにジンジャーエールを使ってみるのもおすすめ。
ショウガの風味が効いて、スイーツが苦手な男性の方も飲みやすくなります。
楽しみ方3.おしゃれに楽しむには「カクテル」
カクテルと言っても、難しい方法ではありません。
フレーバードウイスキーをミルクで割って飲むだけです。
筆者はジムビーム ハニーで試しましたが、ジュース感覚で飲めて見た目もオシャレになったのでおすすめです。
フレーバードウイスキーにミルクを入れる際は、少量ずつ入れて味を調整するのがポイント。
グラスにもこだわると、よりオシャレに楽しめますので、気になる方は下記記事も参考にしてみてください。
楽しみ方4.飲みやすさNo.1「チルドショット」
チルドショットとは、フレーバードウイスキーをボトルごと冷凍庫に入れて冷やし、ショットグラスで楽しむ方法です。
常温のフレーバードウイスキーはアルコールの刺激がネックですが、キンキンに冷やすと驚くほど飲みやすくなります。
一気に飲み干した後に感じる爽やかな甘みは絶品。
調子に乗ると泥酔するため、ボトルにふせんを貼ってリミットを決めておきましょう。
筆者のように泥酔して寝落ちするのを防げます。
楽しみ方5.禁断の楽しみ方「バニラアイスにかける」
冷たいバニラアイスとハチミツやリンゴの風味は最強コンビ。
さらに甘さの影に隠れたウイスキーの風味が顔を出し、ちょっと大人の味わいを演出してくれます。
美味しい食事を楽しんだ後は、大人限定のとっておきデザートを楽しみましょう。
甘さが病みつき!おすすめのフレーバードウイスキー6選
アメリカで生産されているフレーバードウイスキーを紹介します。
アメリカンウイスキーは、もともと甘い風味があるのが特徴で甘い味わいを楽しむのにぴったり。
お好みの楽しみ方で、スイーツのような味わいのウイスキーをお楽しみください。
香ばしさと甘さが同居する「ジャック・ダニエル テネシーハニー」
キャラメル×ハチミツの黄金比「ワイルドターキー アメリカンハニー」
おすすめ3.スイーツ好き女子にぴったり「ジムビーム ハニー」
漬け込みで自然な味わい「レッドスタッグ ブラックチェリー」
熟成感のある上質な甘み「エヴァンウィリアムス ハニーリザーブ」
爽やかな甘みが楽しめる「ジムビーム アップル」
おすすめ1.香ばしさと甘さが同居する「ジャック・ダニエル テネシーハニー」
ジャック・ダニエルはメープルの炭でろ過しており、甘い風味が特徴。
テネシーハニーは、ハチミツ・メープルシロップ・ナッツフレーバーが加えられ、香ばしい風味と甘さのハーモニーが楽しめるように仕上げられています。
ミルクカクテルも美味しいですが、チルドショットとの相性が抜群。
程よい甘みを追いかける香ばしさは、飲み手を飽きさせません。
リッチな甘みと香ばしさのハーモニーをお楽しみください。
おすすめ2.キャラメル×ハチミツの黄金比「ワイルドターキー アメリカンハニー」
ワイルドターキーのキャラメル風味にハチミツが加わり、リッチな甘みを実現。
甘みをじっくり味わいたい方にはロックがおすすめですが、ウイスキー本来の味わいを味わいたい方にはジンジャーエール割りがおすすめ。
ハーブに似た爽やかさが強調され、すっきりとした上品な甘さに変わります。
バーボンの旨味を楽しめる大人の女性を目指したい方にもおすすめです。
おすすめ3.スイーツ好き女子にぴったり「ジムビーム ハニー」
フレーバードウイスキーの中でも、初めての1本に最適。
甘みが強く、アルコールの刺激はほとんど感じられません。
身近なドリンクに例えるなら、さらりとした口当たりでハチミツ味になったネクターです。
ストレートでも飲めるウイスキーですが、35%の高アルコール度数には気を付けてお楽しみください。
おすすめ4.漬け込みで自然な味わい「レッドスタッグ ブラックチェリー」
レッドスタッグのアルコール度数は40%あります。
今回紹介するフレーバードウイスキーの中で、アルコール度数が最も高い逸品です。
しかし、ブラックチェリーをウイスキーで漬け込み、自然なフルーティさと深みのある熟成感を楽しめる唯一無二のウイスキーでもあります。
ハイボールにすると、熟れたチェリーの風味が爽やかに弾けます。
アルコール感に慣れたら、ストレートに少しだけ加水してみてください。
丸みを帯びた香りに優しく包まれ、幸福感を覚えること間違いなしです。
おすすめ5.熟成感のある上質な甘み「エヴァンウィリアムス ハニーリザーブ」
しっかりとした甘さの中に、ウイスキー本来の深い味わいを感じられます。
おつまみにはブラックペッパーの効いたビーフジャーキーがぴったり。
ピリリとした辛みがフレーバードウイスキーと相性良く、牛肉の旨味とウイスキーの熟成感がハーモニーを奏でます。
暑い季節ならハイボールにレモンを添えて、寒い季節ならお湯割りにしてお楽しみください。
おすすめ6.爽やかな甘みが楽しめる「ジムビーム アップル」
ジムビーム ハニーに似た強い甘みと、青りんごの香りが混じりあった爽やかな甘み。
甘党にはロックがおすすめですが、飲みやすいフレーバードウイスキーを探している方にはハイボールがいいですね。
味わいが濃い目のジムビーム アップルは、ハイボールにするとお刺身・ジャーキー・枝豆などおつまみを選びません。
さらに飲みやすくなりますので、ぜひお試しください。
爽やかさが欲しい方には「ミントフレーバー」もおすすめ
強い甘みのあるフレーバードウイスキーを、お菓子作りに使っている方も多いのではないでしょうか。
お菓子作りの際は、甘いフレーバーの他にも、すっきりとしたミントフレーバーが活躍することも。
そこでおすすめなのが「メーカーズマーク ミントジュレップ」です。
メーカーズマークは原料に小麦を多く使用していて、ケーキの風味を豊かにする効果もあります。
お酒として楽しめて、お菓子作りにも使える1本は、ストックしておけばきっと活躍してくれます。
フレーバードウイスキーは低カロリー×スイーツ感覚が魅力
フレーバードウイスキーは香味が加えられており、糖質はゼロではないですし、カロリーもあります。
しかし、コンビニスイーツやチョコなどと比べると低カロリーで済みます。
低脂質高たんぱくのサラダチキンや牛赤身肉をおつまみにすれば、筋トレ中も楽しめるスイーツとして活躍してくれるでしょう。
飲みやすくて低カロリー、甘い味わいのフレーバードウイスキーを、ぜひ一度楽しんでみてください。