日本酒に興味を抱いたあなたなら、行ってみたくなるのが酒蔵見学。
その中でも一大イベントといえばやはり、年に一度やってくる蔵開き。
そこで今宵は、名水を醸して二五〇年、酒の王者「七賢」第37回蔵開きイベントの様子をご紹介します。
※2015年度の開催期間:3月14日(土)〜3月22日(日)まで
酒蔵見学に行ってみたいけれど、ちょっと不安。
という方、心配ご無用。
酒蔵見学は家族でもカップルでも、もちろん一人でも楽しめるイベントです。
必要なのは健康な身ひとつ
酒蔵見学に必要な物は健康な身のみです。
ただし、酒蔵内は気温が低いのでいくら健康体といっても暖かいお召し物の準備は忘れずに。
それでは、酒蔵見学体験ツアーへご案内。
ででんっ!
こちらが入り口です。車で赴いた場合、こちらから入ります。
混雑時はすぐ近くに用意された臨時駐車場へ案内される場合もあります。
なんか工場っぽくておしゃれ感がないな、と思った方・・・ご安心ください。
でででんっ!!
こちらが正面玄関です。風情が溢れでておりますね。
もちろん、酒蔵といえば!?の回答数第2位の杉玉(すぎたま)も拝めます。
※NSBS独自調べ
iPhoneの発売日!?ほどの混雑ではないが、まずはとにかく受付けへ
毎年楽しみにしているお客さんが大勢いらっしゃるんです。
希望の時間に見学するためにも、まずは受付けを先に済ませましょう。
かくいう私も、5分前に行けば初日&第一陣で入れるんでしょ。
と高を括り、ノロノロと歩いて受付けに行くと初回はすでに埋まっており、次の回の名札をいただきました。
9:30・10:00・10:30・・・15:30と30分間隔での案内になっておりました。
※最終日は14:30まで
待っている間は、
休憩所でお酒の知識を蓄えたり。
期間限定で出店しているハンドメイド工房の作品や骨董品を物色したり。
七賢のオリジナルグッズを眺めたり。
ちなみに七賢さん、昨シーズンの大雪で倉庫の屋根が壊れてしまったとのこと。
その関係でこれまで倉庫の奥に眠っていた年代物の品も出品されており、七賢ファンにはたまらない一品も。
そうこうしているうちにあっという間に時間が来たので、5分前行動で集合場所へ戻ります。
日本酒製造の過程を見聞きできる
さぁ、お待ちかね。酒蔵の中へ突入です。
3階から2階、1階という順に酒蔵を見学させていただけるとのことなので、階段で3階まで上がります。
まずは、お米の説明から。
日本酒づくりに使用しているお米の種類や精米歩合について説明いただきます。
37%精米ってこんなに削られているのかというのを改めて実感できます。
続いて製造過程や麹について、場所を移動しつつ説明を受けます。
こちらは麹室と言われる部屋でしょうか。
オリジナル酵母。
「オリジナル」良い響きですね。
試食もさせてもらえます。
味と食感は実際に食べてみてのお楽しみということで。
仕込み中のタンクを覗けたりもします。
日数によってタンクの中の泡立ち具合いに違いがあります。
おすすめは10日目。ブツブツと音を立てながら盛大にぶつぶつしております。
室内の温度管理をしつつ、タンクの中の状態によって、保温したり、冷やしたり。
ここだけの話、黒い線の入ったものは、一本一本に水が通っていて冷やす役割を担うとのこと。
最後に、酒粕を刈り取っているところを見学。
からの、試食。
からの〜サービス精神溢れる、七賢のスター(元)であるおじさまに、ハイポーズ
と一枚頂戴し、およそ30分間の酒蔵見学はおしまい。
もちろん、酒蔵見学の最中や終わったあとに質問もできます。
親子連れでいらしていた方は、親御さんもお子さんも熱心に説明を聞いたり、質問をしたりと楽しそうでした。
お約束の、子供のみ使用を許された必殺技。
「そこに疑問が出たか、それはちょっとお兄さんじゃわからないから専門の人に聞いてみるね」
となる、大人泣かせの鋭い質問も。
その後は、利き酒会場で数十種類のお酒を飲み比べるもよし。(なんと、750円でお猪口とおみやげ用日本酒付き)
甘酒やおでんをいただくもよし。
はす向かいにある、知る人ぞ知る名店「金精軒」で極上の生信玄餅を食べるもよし。
ちょっと足を伸ばし、知る人ぞ知る名店「翁」にて甲斐駒ヶ岳を眺めながら田舎そばを食べるもよし。
はたまた、サントリー白州蒸溜所へ工場見学のハシゴをしてもよし。
もう一つおまけに、シャトレーゼ白州工場へ見学に行くもよし。
と、多彩な選択肢を兼ね備えたスポットです。
2015年、七賢の蔵開きイベントは3月22日の日曜まで。
明日空いている方も、今週末の予定が決まっていない方にもおすすめです。
※酒蔵の見学自体はあと1ヶ月間ほど可能。
原則、土日も平日も10:30〜14:30まで(12:30を除く)1時間おきにご案内しているが、事前に電話でご予約いただけると確実です。とのことです。
ちなみに、蔵開きイベント中は新宿発のバスツアーも開催されており、3月19日の昼時点では土日の見学ツアーにまだ少し空きがあるとのこと。(平日は定員割れのため運行なし)
下戸の運転手さんが回りにいない方はバスツアーでの参戦もありですね。
それでは、今宵も良い酒を。
七賢
住所:〒408-0312 山梨県北杜市白州町台ヶ原2283
アクセス:http://www.sake-shichiken.co.jp/access_new.html
HP:http://www.sake-shichiken.co.jp/
酒蔵見学バスツアー:http://yamanashikotsu.co.jp/
■近隣スポット
金精軒HP:http://kinseiken.co.jp/
翁HP:http://www1a.biglobe.ne.jp/okina/
サントリー白州蒸溜所HP:http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
シャトレーゼ白州工場HP:http://www.chateraise.co.jp/enjoy/02factory.php