カクテルに限らずお酒をたしなむ際には、おつまみが欲しくなるもの。
しかし、カクテルは味や風味の幅があまりに広いため、おつまみ選びに苦戦する方も多いのではないでしょうか。
この記事では、洋風・和風・コンビニで買えるの3つの視点から、カクテルに合うおつまみを紹介します。
【基礎知識】カクテルを構成する3つの要素
カクテルとは、酒類・果汁・シロップ・ジュースなどを混ぜた飲料のこと。
カクテルのレパートリーは実に豊かですが、基本的には下記3つの要素から構成されています。
- リキュール・スピリッツ:ベースのお酒
- ジュース:付加する飲料
- フルーツ:アクセント
自分好みのカクテルを見つける際には、上記の全要素を変えるのではなく、いずれか1つの要素のみを変化させていくと良いです。
要素1.スピリッツ・リキュール(カクテルのお酒)
スピリッツ・リキュールとは、カクテルのベースとなるお酒のこと。
それぞれの違いは、下記の通りです。
- スピリッツ:蒸留酒
- リキュール:混合酒
お酒は大きく分けると、醸造酒・蒸留酒・混合種に分類され、このうち穀物や果物などをアルコール発酵させたものを醸造酒と呼びます。
蒸留酒とは、醸造酒を蒸留してアルコール度数を高めたお酒のこと。
ウォッカ・ジン・テキーラ・ラム酒は代表的な蒸留酒であり、世界4大スピリッツとも呼ばれます。
一方リキュールとは、蒸留酒をベースにフルーツの果汁や香草などで香り・風味を付加したり、甘味・色味を添加したりした混合酒のこと。
蒸留酒よりもアルコール度数が低く、カクテルにするとさらに度数が抑えられるため、お酒が苦手な方や女性にも人気です。
一般的なカクテルは、スピリッツ・リキュールをノンアルコール飲料で割りますが、スピリッツ(お酒)をリキュール(お酒)で割るケースもあるなど、様々な使い方が見られます。
要素2.ジュース(カクテルの割りもの)
炭酸やオレンジなどのジュースは、ベースとなるお酒を割るために使われます。
スピリッツ・リキュールの味をそのままに、アルコール度数を抑える際には、炭酸水を用いるケースが一般的。
ただ、ほとんどのカクテルでは、より豊かな味わいにするため、コーラ・ジンジャーエール・トニックウォーター・フルーツジュースなど、味・香りのあるジュースが用いられます。
ジュースはお酒よりも安価で購入できるため、自分なりのアレンジカクテルを楽しみたい場合は、ジュース(割りもの)を変えることから始めると良いでしょう。
要素3.フルーツ(カクテルにプラス)
カクテルに必須というわけではありませんが、フルーツを加えることで香り・風味に深みが生まれます。
定番はレモンやオレンジなどの柑橘類ですが、他にもミントやオリーブ、チェリーを用いるケースもあります。
フルーツはカクテルの味・風味のアクセントにもなりますし、何より見た目を華やかにしてくれるもの。
おうちでワンランク上のおしゃれなカクテルを楽しみたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
カクテルとベストマッチ、おしゃれな洋風おつまみ3選
カクテルによく合うおしゃれな洋風おつまみを3つ紹介します。
- マッシュと鶏肉のアヒージョ
- ローストビーフ
- ベーコンチーズのオーブン焼き
材料はお近くのスーパーなどで購入できますし、手軽に作れるものばかり。
気になるおつまみがある場合には、ぜひお試しください。
洋風おつまみレシピ1.マッシュと鶏肉のアヒージョ(カクテル用)
材料
・鶏もも肉(一口大): 120g
・ブラウンマッシュルーム :4個
・ブロッコリー(かために下ゆで) :4房
・にんにく(みじん切り) :2かけ
・エバラ焼肉応援団まろやか塩だれ:大さじ2
・オリーブ油(EXバージン) :100ml
・バター:大さじ1(約10g)
・赤唐辛子(小口切り) :適宜
・バゲット:適宜作り方
1.鶏肉は「焼肉応援団まろやか塩だれ」で下味をつけておきます。
2.鍋に油とにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくの香りが出てきたら、鶏肉・マッシュルーム・ブロッコリー・バター(・赤唐辛子)を加え、鶏肉に火が通るまで煮て、出来あがりです。
※お好みでバゲットを添えてお召しあがりください。引用:鶏肉のアヒージョ|エバラ
マッシュと鶏肉のアヒージョは、食べ応えのある鶏もも肉を使ったおつまみレシピ。
弱火でじっくりと煮た鶏肉は、ふっくらジューシーな仕上がりです。
バター・オリーブオイルの香りと唐辛子のピリ辛さをまとった具材は、カクテルのおつまみに最適。
また、エビやタコ、アサリなどのシーフード具材を加えるなど、お好みに合わせてアレンジをお楽しみください。
洋風おつまみレシピ2.ローストビーフ(カクテル用)
材料
・牛もも肉:400~500g
・●醤油:大さじ2
・●みりん・酒:各大さじ1
・●おろしにんにく、生姜:各小さじ1
・油(焼き用):小さじ1作り方
1.フォークで数か所、牛肉を刺す。
2.ジッパー付き袋に●と1.を入れて軽くもみ込み、冷蔵庫で約1~2時間、常温で30分置く。
3.2.の肉の汁気を軽く拭きとり、油をひいたフライパンで中~強火で焼く。
4.6つの表面を、各1分ずつ焼き付ける(合計6分)。
5.弱火にし、蓋をして10分加熱する。
6.お肉をアルミホイルで包み、20〜30分常温で置いたら完成
7.【ソース】牛肉を焼いたフライパンに漬け込み液(●)を加え、ひと煮立ちさせたら完成。
続いて、肉バルなどでも人気なローストビーフです。
味の染みたローストビーフは、カクテルのみならず、ワイン・ビールとも相性抜群。
脂質の少ない牛もも肉を使用するため、食後の晩酌時でも気兼ねなく楽しめるでしょう。
本レシピではソースを用いていますが、お塩のみでも美味しくいただけます。
洋風おつまみレシピ3.ベーコンチーズのオーブン焼き(カクテル用)
材料
・ベーコン(長めのスライス):4枚
・カマンベールチーズ :1個(100g)作り方
1.アルミ箔又は耐熱皿の上にベーコンを十の字になるように2枚並べ、さらにその上に×の形になるようにベーコンを2枚並べる。
2.ベーコンの中央にカマンベールチーズを丸ごとのせ、一番最後に重ねたベーコンから一枚ずつ包む。最後に、包み目が下になるように裏返す。
3.アルミ箔又は耐熱皿ごと、オーブントースターで、ベーコンの表面がこんがりするまで焼く。
「手間はかけたくないけど、美味しいおつまみが欲しい」という方にぴったりな時短おつまみです。
並べて・置いて・焼くだけで完成する、驚異の手軽さ。
甘いカクテルからすっきりしたカクテルまで、あらゆるカクテルのお供に最適です。
カクテルに合う絶品和風おつまみレシピ3選
続いて、カクテルに合う和風おつまみを3つ紹介します。
- 和風ポテサラ
- だし巻き卵
- 牛すじ煮込み
おつまみのみならず、晩ごはんのおかずとしても美味しくいただけるものばかり。
ぜひお試しください。
和風おつまみレシピ1.香り豊かな和風ポテサラ(カクテル用)
材料
・じゃがいも:1個
・卵:1個
・ハム:2枚(30g)
・玉ねぎ:15g
・Aマヨネーズ:大さじ1
・Aほんだし:小さじ1/2
・パセリのみじん切り作り方
1.卵は熱湯で12分ゆでる。ハムは短冊切りにし、玉ねぎは薄切りにする。
2.じゃがいもは皮をむいてラップに包み、耐熱皿にのせて電子レンジ(600W)で4分加熱する。熱いうちにつぶし、Aを加えて混ぜる。
3.1.のゆで卵・ハム・玉ねぎを加え、粗くつぶしながら混ぜ合わせる。
4.器に盛り、好みでパセリを飾る。
引用:だし香る和風ポテトサラダ|味の素
玉子のまろやかさとポテサラは、間違いない組み合わせ。
洋風のカクテルとも相性が良く、粗めのポテサラは食べ応えもバツグンです。
お好みで鰹節や麺つゆを加えると、さらに和風感がアップして美味しくいただけます。
和風おつまみレシピ2.ふわふわだし巻き卵(カクテル用)
材料
・水:大さじ6
・Aほんだし:小さじ1/2
・Aみりん:小さじ2
・Aうす口しょうゆ:小さじ1
・サラダ油:適量
・大根おろし:好みで作り方
1.ボウルに卵を割りほぐし、白身を切るようによく溶く。混ぜ合わせたAを加えてさらに混ぜる。
2.卵焼き器を強めの中火で熱し、油を含ませたキッチンペーパーで全体に油をなじませる。
3.1.の卵液を玉じゃくし七分目ほど入れて広げ、半熟になったら向こう側から手前に向かって巻き、巻いた卵を向こう側に送る。
4.卵焼き器に油をなじませ、再び卵液を流し入れる。巻いた卵を持ち上げて下に卵液を流し、卵のフチが固まってきたら手前に巻き込む。同様にくり返し焼く。
5.焼き上がったらまな板に取り出し、粗熱が取れたら食べやすい大きさに切る。
6.器に盛り、好みで大根おろしを添える。
おつまみの定番だし巻き卵は、外せません。
おだしの香りが口一杯に広がり、ふわふわな食感がクセになります。
だし巻き卵は、どんなお酒とも相性が良いのでぜひお試しを。
また、卵をうまく巻けない場合は、1つまみの片栗粉を入れるのがおすすめ。
卵が破れにくくなり、よりふっくら仕上がります。
和風おつまみレシピ3.居酒屋定番の牛すじ煮込み(カクテル用)
材料
・牛肉(牛すじ肉):200g
・大根:60g
・こんにゃく:60g
・しょうが:1かけ
・A(砂糖:大さじ1と3/4、しょうゆ:40ml、酒:40ml、水:150ml)
・ねぎ・七味唐辛子:適量作り方
1.牛すじ肉としょうが1/2かけを入れた鍋に水をひたひたになるまで入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にしてアクを取り、蓋をして30分ほどゆでる。その後、牛すじ肉を水洗いし、大きめに切り分ける。
2.大根はいちょう切りにする。
3.こんにゃくは色紙切りにし、お湯を沸かしてさっとゆでる。
4.鍋に2.とAの水を入れ、強火にかける。1分ほど経ったら1.と3.、しょうが1/2かけ・残りのAの材料を入れる。沸騰したら弱火にして蓋をし、40分ほど煮る。
5.ねぎは小口切りにする。
6.4.を器に盛って5.を散らし、七味唐辛子を振る。引用:牛すじの煮込み|キリン
牛すじ煮込みは、居酒屋でも定番の一品です。
調理に時間はかかりますが、ほろほろになったお肉はたまりません。
冬は大根、春はたけのこなど旬の野菜を取り入れてみても良いでしょう。
じっくり煮込んだ牛すじ肉と一緒に、スッキリ目のカクテルはいかがでしょうか。
コンビニで買えるカクテルおつまみ3選
コンビニで買えるカクテルのおつまみを3つ厳選しました。
- 味たんジャーキー:ローソン
- ピリ辛ポークチョリソー:ファミリーマート
- エビチリソース:セブンイレブン
いずれも全国の各コンビニで購入できます。
コンビニでカクテルおつまみ1.味たんジャーキー
1つ目はローソンが提供する、豚肉を使用した味たんジャーキー。
一口サイズで食べやすく、口一杯に広がる旨味が魅力です。
噛みごたえもあり、カクテルのおつまみに最適です。
コンビニでカクテルおつまみ2.ピリ辛ポークチョリソー
2つ目はファミリーマートが提供する、ピリ辛ポークチョリソー。
パリッとした食感と辛さが特徴ですが、お肉の旨味もあり、カクテルのお供に最適です。
電子レンジで1分加熱するだけで、本格チョリソーが楽しめる上に、トレーごと加熱できるため、洗い物が増えません。
また、辛いものが苦手な方は、同社が提供する燻製あらびきウインナーがおすすめです。
コンビニでカクテルおつまみ3.エビチリソース
3つ目はセブンイレブンが提供するエビチリソース。
エビの臭みもなく、ぷりっとした食感が魅力です。
また、複数の辛味調味料が付属しており、お好みで辛さを調節できます。
もちろんカクテルとの相性もよく、エビ好き必見のおつまみです。
おつまみを用意し、カクテルを一層楽しもう
この記事では、洋風・和風・コンビニで買えるの3つの視点から、カクテルに合うおつまみを紹介しました。
いずれもカクテルとの相性が良いものばかり。
今回紹介したおつまみをあてに、カクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。