「昭和の日」はこの時代に流行ったお酒でノスタルジックな夜を過ごしませんか?

「昭和の日」はこの時代に流行ったお酒でノスタルジックな夜を過ごしませんか?

4月29日は昭和の日です。

この日はもともと昭和天皇のお誕生日だったからというのは、知っているかと思います。しかし、昭和の日となるまでに何度も名前が変わってきたことをご存知でしたか?

最初は「天長節」、その後は「天皇誕生日」と続き、昭和天皇が崩御された後には「みどりの日」となり、2007年から「昭和の日」と、これまで4回も名前が変更しています。

お酒のブームも変化し続けている

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「昭和の日」になるまでには、何度も名称が変わってきているとお伝えしましたが、お酒のブームも時代とともに変わってきています。

お酒のブームは、10年周期で変わってきていると言われており、1970年代は「日本酒」、それが80年代になると「ウイスキー」となり、90年代には「ビール」、2000年代に入ると「焼酎」、10年代に「酎ハイやワイン」と変化してきました。

日本酒ブームだった1970年代は、高度経済成長期の真っ盛り。日本酒は猛烈に働くサラリーマンのストレス発散と元気の源でした。

ウイスキーは、1971年に輸入自由化が始まったことを境に徐々にウイスキーブームが到来。水割りで飲むことが人気となり、その後ボトルキープを行うことがステータスのようになりました。

ビールは、苦味を抑えた飲みやすい「アサヒスーパードライ」や「キリン一番搾り」が登場したことが大きな要因です。

焼酎は、これまでおじさんの飲み物というイメージを一新し、若者にもウケるおしゃれなお酒として売り出したことがブームの要因の1つ。

最後の酎ハイ・ワインは値段も手頃で飲みやすい、そしておしゃれということから女性を中心に広がり始めました。

このようにお酒のブームは、男臭いイメージから女性も楽しめるおしゃれなイメージへと変貌していっています。

昭和のころ大人気だったお酒

昭和時代に庶民の間で人気だったお酒を紹介しましょう。

越乃寒梅|石野酒造

日本酒ブームが起き始めた1973年ごろは、主に大手メーカーの日本酒が売れていました。しかし、日本酒に注目が集まりだすと、今後は地酒に注目が集まりはじめました。その頃に「幻の酒」とも言われたのがこの越乃寒梅です。

淡く穏やかな香りと、雑味のないスッキリとしたキレのある味わいは、今もとても人気です。

サントリーオールド|サントリー

1981年にサントリーオールドは、年間1億3000万本以上売れており、日本ウイスキーの代名詞として頂点を極めたと言われる、とても人気のあるウイスキーです。シェリー樽で仕上げられており、レーズンやプラム、ダークベリーを思わせる香りと芳醇なベリー感のある濃厚な味わいです。

ロックにしてもいいですが、ハイボールにするとシェリー樽ならではの甘さや華やかさを感じて美味しいですよ。

まとめ

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昭和と今では人気のお酒も変わっていますが、楽しみ方ということは共通しているのではないでしょうか。日々のストレス発散、友達とワイワイするためのツールなど、お酒は人々の心を癒し続けています。

今宵は昭和のお酒を飲んで日々の疲れを癒しながら、ノスタルジックな夜を過ごしてみませんか?

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