いいちこが造った純米酒「和香牡丹」が安定の飲みやすさ

いいちこが造った純米酒「和香牡丹」が安定の飲みやすさ

大分の名物といえば、酒飲みの頭にまず浮かぶのが「大分麦焼酎」ですね。
日本の焼酎の定番といっても過言ではない、いいちこや二階堂は大分のお酒です。

しかし、ご存知だったでしょうか…いいちこを作っているメーカーは、日本酒の酒蔵だったということを!!

というわけで今回は、いいちこの「三和酒類」が造った純米酒「和香牡丹(わかぼたん)」をご紹介します。

いいちこの「三和酒類」が日本酒を作っているワケ

和香牡丹1

シンプルなグレーのラベルが印象的なこちらの日本酒が、いいちこの製造元である三和酒類が作っている純米酒「和香牡丹」です。

和香牡丹2

和香牡丹3

ラベルのどこを見ても、いいちこの「い」の字も書かれてませんが、瓶のキャップには確かに三和酒類の文字が。

和香牡丹4

「あのいいちこが日本酒つくったど〜!!」と、もっと派手に宣伝してもよさそうなんですが、あえてそうしないのは、ブランド戦略なんでしょうか。

「いいちこのメーカーが日本酒を造った」というよりも

「日本酒の酒蔵がいいちこを作って売り出したら大ヒットした」

という訳なんです。

昭和40年台まで大分県で麦焼酎は作られていなかった!

大分県はもとは清酒文化圏で、焼酎は日本酒の搾りかすを使った「粕取り焼酎」が主でしたが、1973年ごろ二階堂酒造が、大分の郷土食・麦味噌に用いられる麦麹を使った麦焼酎の醸造に成功します。

その後、日本酒の酒蔵だった三和酒類も麦焼酎の開発に成功したのですが、県内のシェアは先行の二階堂に抑えられていたため、大阪や東京へ販路を求めました。その戦略が大当たりし、地元ではなかなか売れなかったいいちこは、都市部で爆発的に大ヒットします。日本各地で大分麦焼酎の需要が高まり、それまで日本酒しか作ってこなかった他の酒蔵も、空前の焼酎ブームに対応するため、合わせて焼酎も造るようになりました。

…とまぁ、大分が焼酎王国になった経緯はこんな感じ。

そのため、三和酒類に限らず大分の焼酎メーカーのほとんどは、もとは日本酒の酒蔵で、焼酎と合わせて日本酒も作っています。焼酎を作り始めたのは昭和50年代以降。日本酒を作っていた歴史のほうが圧倒的に長いので、当然ながら日本酒もとても美味しいのです!!

他にもいろんなブランドを持っている三和酒類

三和酒類は、3社の酒蔵(後に4社)が合併してできた会社で、和香牡丹はそのうちの1社の銘柄でした。今は清酒の銘柄を和香牡丹に一本化しています。

ちなみに、大分の地ワインである「安心院ワイン」も三和酒類。焼酎の蒸留所は、大分県宇佐市の本社と日田市にあり、日本酒は本社内の「虚空乃蔵」で造られています。安心院ワインは安心院です。

コクがあるのに後味スッキリ!大分の食中酒の定番

和香牡丹5

和香牡丹は、大分県産雄町を使った「特別純米 雄町」や、ヒノヒカリを使った純米酒などがあります。今回ご紹介しているヒノヒカリの純米酒は、アルコール度数16度以上17度未満、精米歩合は65%です。

お味は、コクと旨味が強くしっかりとした味わいながら、最後に酸がスッと舌の上に消えていくので、後味サッパリ。繊細な料理から濃い味の料理などにも合う、まさに食中酒にうってつけの、オールマイティーなお酒です。数量限定のためあまり多くは流通していませんが、お値段はお手頃価格。定番の日本酒でこのクオリティは、さすが長年日本酒を作っていたメーカーならではの安定感と言えるでしょう。

和香牡丹6

大分にお越しの際は、ぜひとも居酒屋で和香牡丹と大分の日本酒を体験してみて下さい。そのレベルの高さに度肝を抜かれると思います。和香牡丹のおススメの飲み方は、熱燗よりは冷か常温。肩肘はらずに、気軽に普段の食卓でもお楽しみいただきたいお酒です。

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