5月8日は【小鉢の日】その由来と季節の副菜や珍味を小鉢に盛って楽しみたいお酒をご紹介

5月8日は【小鉢の日】その由来と季節の副菜や珍味を小鉢に盛って楽しみたいお酒をご紹介

5月8日は小鉢の日です。

「おまめさん」をはじめ、豆や昆布を使ったお惣菜や製品を製造販売するフジッコ株式会社が制定した記念日です。

「こ(5)ばち(8)」の語呂合わせから日付は来ており、毎日の食卓に小鉢のおかずをプラスすることで、和食の理想である一汁三菜にでき、栄養バランスを取ってほしいという願いを込めて2017年に制定されました。

副菜として便利な小鉢

小鉢と聞いてどんなものをみなさんは連想するでしょうか。

食器でいうと12センチ程度の大きさで深さのある器のことを小鉢といい、ひとり分のお惣菜を盛り付けるのにちょうどいいサイズのものを指します。

メインのおかずが大きめの器に盛られて取り分けて食べるタイプのものであるとしたら、小鉢は副菜に使われることが多い器でもあります。

副菜としてひとり分ずつ盛り付けられる料理というと、サラダや温野菜、和え物や酢の物、豆料理や冷奴などの豆腐料理、さらにはおひたしなど、たくさんは食べないけれど少しずつあると栄養のバランスが取りやすい料理が多いのではないでしょうか。

メインのおかず以外に副菜をたくさん用意するのは、料理を作る人にとってちょっとハードルが高くなりますが、気軽なお惣菜などを出して盛り付けるだけでも気分が違うものですよね。

お惣菜以外に珍味を盛り付けても

小鉢の大きさに決まりはあまりなく、12センチ程度以下で深さのあるものは小鉢と呼ぶことが多いので、もう少し小さな器であれば珍味を盛り付けるのにも使います。

たくさんは食べられないけれど、少しずついろいろと食べたいものを盛り付けて出すのに便利で、お酒のあてのようなちびちびつまみたいものを盛り付けるのに小鉢はぴったりです。

いかの塩辛やわさび漬け、佃煮やウニ和え、酢漬けの小魚など、好みの酒肴を少しずつ盛り付けてテーブルに並べれば、どれをどんなお酒に合わせようか迷う楽しみもあります。

器そのものも有田や九谷、瀬戸などさまざまな焼き物の産地で作られていることもあるので、その日の気分で使う器のテイストを変えたりすることも出来ます。

小鉢は小さい器なので購入するのにもそれほど値段がはらず、手頃な価格で求めることが出来るのもいいところ。

いろいろなタイプの小鉢を揃えて、食卓を賑やかに彩るだけでフレッシュな気分を味わうことが出来ます。

小鉢をつまみながら飲みたいお酒

小鉢というとやはり盛り込まれるのは和食が多いこともあり、真っ先に思い浮かぶお酒というと、日本酒や焼酎ではないかと思います。

野菜や旬の魚をふんだんに使った常備菜は、日常的なようでいて季節感が感じられるものでもあり、自然とその季節に一番おいしい状態で飲めるお酒がぴったり来ます。

例えば5月のはじめのこの時期なら、東北地方あたりでとれる山菜やたけのこなどを使った料理が小鉢に登場する家庭も多いのではないでしょうか。

ゼンマイやわらび、フキやたけのこなどを少しずつ小鉢に盛り付けていただくのなら、山菜が持つ苦味やえぐみ、渋みといった要素にフォーカスしてお酒を選ぶのが、よく合うお酒を選ぶコツです。

たとえば、食中酒として楽しむのに向いている、純米酒の中から選ぶのはどうでしょう。

宮城県で造られている墨廼江の特別純米酒青ラベルは、穏やかな香りとお米のうまみが感じられる、上品でキレの良い辛口の純米酒は飲み飽きせず、さまざまな料理とともに味わうのにぴったり。

山菜などがそれぞれに持つ味の個性とも言える苦味やえぐみをしっかりと受け止め、濃い味付けの煮物や和え物などもさらりと流して口の中を切り替えてくれます。

そろそろ初夏へと向かうゴールデンウイークの終わり、春の名残を感じる山菜とともに飽きのこない純米酒で乾杯したいですね。

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